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流行病(エピデミック/パンデミック)とホメオパシー

Samuel Hahnemann

ホメオパシーの創始者ハーネマンは、著書『オルガノン』の中で、流行病への対処法を述べています。ホメオパシーを学ぶ者にとっては比較的基本的な見方考え方と言って良いでしょう。専門コースの授業でも、基本講座(第4回目講座:風邪への対処法)でも、参加者の皆さんには、流行病(エピデミック/パンデミック)へのホメオパシー的対処法をお伝えして来ました。

ホメオパシーでは、ウイルスを特定する必要はありません。感染して発病している人の症状をただ観察するだけです。数人から数十人を観察して共通症状を見つけ、その感染者グループの総体の症状像を描けたら完了です。その総体の症状像に類似しているレメディが、その流行病に最適なレメディです。

今回の新型肺炎については、未だ情報が不十分ですが、報道情報等から考えると、いくつかのレメディ候補が出てきます。Bry.Ars.Phos.Chin.Hep.Carb-v.などでしょうか。基本キットにあるような身近なレメディで対処できるかも知れません。更に詳細な症状情報があれば、もっと絞り込めるでしょう。同時に最適なレメディがわかれば予防にも活用できます。ホメオパシーは、シンプルで安全で安価です。

こうした対処法の根底にあるのは、ホメオパシー特有の健康観です。
ホメオパシーでは、外部(ウイルス等)に病の原因があるとは考えません。流行病のような急性病であれ、慢性病であれ、病の真の原因は、私達自身にあり、私達が病への罹りやすさ(罹病性が高い)を持っているから感染などしてしまうと考えます。
外部に敵がいると見なして攻撃するのではなく、いつ何が起きても大丈夫な状態に体質を強化すること。常日頃から、防御体勢の整った状態に高めておくこと。つまり「健康」になることが、ホメオパシーの目的です。

もう一つ流行病の際、注意が必要なのは不安と恐怖に支配されないことです。ネガティブな報道を繰り返し見ていると、罹病性が高くなりウイルスを受け入れやすくなってしまうこともあります。身体の弱い方・敏感過ぎる方や子供には、ニュースを必要以上に見せない聞かせないことをお勧めします。

一人ひとりが「健康」になり防御体勢の整った状態に高められたら、流行病に限らず何が起きてもビクともしなくなって行きます。これがホメオパシーです。

 
(参考)オルガノン抜粋要約
§101 流行病に最初に出くわした時には、それに適したレメディをすぐに見つけることはできないだろう。しかし、いくつかの症例を厳密に観察すれば、一人か二人の人を診ただけで真の病的状態を突き止めることから特徴的な症状像を知ることが出来、適切なレメディも見出せる。

§102 流行病のレメディは数人以上の人間の症状の総体から導かれる。
流行病の原因は同一の発生源を持っている。そのレメディを見つけ出すこと。そして、症状の全体像を元にもっと適したレメディがないか常に探求し、処方しなければならない。