レメディの使い方ABC

ルータ Ruta.

2008-11-17

こんにちは。CHK荻野千恵美です。
今年も、京大の銀杏並木が、美しく色ずく季節になりました。
私が、初めてこの木の紅葉を眺めたのは、もう30年も前になります。京大の文化祭を見に来たときでした。
劇団「そとばこまち」の旗揚げ公演。
そこで、主人は、別役実のという作家の「死体のある風景」というお芝居に出ていました。中年のおかしいような、哀しいような、ある男の役でした。
この劇団の仲間は、社会人となってからも「満員劇場御礼座」www.mangeki.com/
として活動を続け、今年も来月大阪での公演が予定されています。
主人も、30代まではずっと舞台に立ってきました。
発病してからは、役者としての活動はできなくなりましたが、今、ホメオパシーのセミナーや授業をしている姿をみると、つくづく、同じなのだなあと感じます。
役者として舞台に立つのも、ホメオパスとして、クライアントさんに向き合ったり、ホメオパシーについて教えたりするのも、底に流れる気持ちは同じ。
だれかに、喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい、元気になってもらいたいということ。
私達は、ホメオパシーの寺子屋CHKに、100年続く学校に育って欲しいと願っています。そして、この願いを、あの銀杏は、これからもずっと見守ってくれるような気がしています。

では、始めましょう。

セルフケアコース3「怪我のレメディ」その6

<ルータ Ruta.>

原料は、ヘンルータ。
南ヨーロッパ地中海沿岸が原産の、ミカン科常緑多年草植物です。
セルフケアとしては、ねんざや筋ちがえに、使われます。
「腱」と関係の深いレメディ。
「腱」というのは、骨格筋と骨とを結びつけるところで、繊維組織が束になって集まっています。
そこを不自然な形で、ひねったり、ねじったりしたとき、繊維の間にそのまわりの組織などが、つぶれて挟まったりします。
それによって、痛みが出たり、動きが悪くなったりしたとき、助けてくれます。
このようなことは、目の疲れたときも起こります。
何かを見るとき、目のレンズを調節するのは、眼筋の働きですが、眼精疲労の時も、同じようなことが起こります。
眼筋の繊維組織に、疲労物質の乳酸などがたまることによって、目だけでなく頭まで痛くなってしまうこともあります。
こういったときにも、助けになるレメディです。
Ruta.という言葉は、ギリシャ語のreuoからきているそうです。
これは、「自由の身にする。」という意味があるそうです。
古くから、人々を肉体の苦しみから解放してくれたハーブだったようです。

マテリアメディカ(薬効書)のこのレメディのページには、興味深い精神症状が上げられています。

・自分や他人に対する不満。
・罪を犯してしまったという妄想。
・だまされているのではないかという妄想。
・癌への恐れ。

怪我をするときの、ちょっとした心の揺れを表しているような言葉がならんでいます。
同じ症状でも、レメディの候補はいくつか出てきますが、精神的な状態も考慮にいれて選択したレメディは、その時の、その人にとって、より助けとなってくれるようです。