今月の活動

2013年8月授業(1年生)

8月24日(土)荻野千恵美講師

いつものように、オルガノンの精読から始めました。今回は、§30~34です。

人は誰でも病に罹るわけではありません。
その人に、ある病への罹病性(感受性)がある時だけ、病になるのです。このことは、自分の経験や周りを見れば、誰でも気付くことですね。
でも、現代でも、例えばインフルエンザが流行すると誰でも罹るに違いないと思い込んで恐れている人はとても多いです。

ホメオパシーをすることは、この罹病性を減らして行くこと。つまり、病に罹りにくくして、何が起きても平気な状態(健康健全な状態)にするということを目的にしています。

今月のレメディ学習は、Lach.Staph.Arg-n.の3つでした。

いずれもPhos.(燐)と関係の深いレメディです。Lach.は動物由来、Staph.は植物由来、Arg-n.は、鉱物由来のレメディです。それぞれの原物質が、自然界の中でどのように生き、存在しているかを学びながら、それぞれのレメディに流れるエネルギーを感じてもらいました。

オルガノン要約(抜粋)
§30 したがって人間の身体を変化させる力は、自然の病気よりもレメディの方が強い。

§31 有害因子を受けやすい傾向と素質があるときにだけ病気になる。無条件にすべての人が病気になるわけではない。罹病性=「Susceptibility」

§32 レメディはどんな人間をも無条件に人為的な病気の状態にする(感染させる)ことができる。

§33 自然の病気=ある条件下で感染する。レメディの病気=無条件に感染する。
(注)しょう紅熱の「予防」としてBell.を用いて効果があった。つまりレメディのエネルギーは人間の生命エネルギーを変化させる強い力を持っている。

§34 レメディが効果を発揮する条件:
   A)治癒すべき病気に限りなく類似していること。
   B)その病気よりも少し強いこと。

8月25日(日)野村潤平講師

ホメオパシー哲学(基本原理)~シングルレメディについてとヘリングの治癒の法則について学びました。

ホメオパシーでは、1回の処方時に、1種類のレメディを必要最小限利用します。

これは、ホメオパシーの基本原則であり、ごく当たり前のことですが、日本でも世界でも専門家と言われる人もこの原則を守っている人は多くはないと言われています。ホメオパシーの父と言われるハーネマンもこのことを明言しています。

ホメオパシーでは、レメディを問題解決(病の状態から脱するには?)の手段として利用しています。

みなさんも考えてみてください。

仮に、私達が複雑に絡み合った問題に向き合う際、どうしたら一番うまく解決できるのでしょうか?
枝葉末節に対して個々に対処するよりも、問題の「中心や本質」をとらえて、その中心に集中して向き合うと最も効果があると思います。

オルガノン抜粋
§273 手当のときはどんな場合でも、一度に一個よりも多く、単一でないレメディを患者に使用することは必要のないことであり、それゆえ、それをするだけでもすでに許されないことである。よく知っている一個・単一のレメディだけを病に処方することと、あるいは、多くのいろいろな薬を混ぜた混合薬を処方することと、どちらがより自然本性にかない、より合理的なのかという疑問が少しでもわくということは考えられない。