今月の活動

2013年4月授業(3年生)

4月13日(土)荻野講師

授業の前には、生徒有志による自主学習『英語でオルガノン』をしました。

今月は3年生の新学年の初めての授業でした。
いよいよあと1年で卒業です。今後、ほぼ毎月ケース学習をして行きます。

ケースを受けとめる際に最も大切なことは、その人が本来の健康な状態からどのように逸脱しているかを観察することです。それが正確に観察・理解できるほど、その人にとって必要とされるレメディがわかるのです。

そこで、今月はケース学習の前にオルガノン§1を再度読んでみるところから始めました。

「健康とは何か?」
「病んでいるとはどういうことか?」
「その人の何に注目するべきか?」
などについて、皆で話し合いながら、ホメオパスが目標とすることについて明らかにして行きました。

ケース学習では、生徒さんがこれまで学んだことがないレメディのケースを材料に進めました。そのため、あまり先入観が入らなかったようで、その人を観察・理解することに集中出来たように思いました。

CHK独自のメソッドに沿って、その人に必要なたった1つのレメディ(シングルレメディ)にまで、たどり着きました。今後1年間これを繰り返し続けて行くに従い、レメディ選びの間違いはなくなって行くと考えています。

最後は、このケースの方が、健康になった時の2回目のセッション時の内容を伝えて終了しました。それを知ってもらうことで、よりハッキリと「病んだ状態と健康な状態の違い」が理解出来ると思います。

尚、レパートライズの時間には、コンピュータレパートリーの使い方を解説しながら進めてみました。ケースに取り組みながら向き合うと身に着きやすいと思います。

オルガノン要約(抜粋)

§ 1. 真の療法家の崇高で唯一の使命は“病んでいる人”を健康に戻し、まさにその言葉どおり治癒することである。

4月14日(日)荻野千恵美講師

授業の前に、生徒有志による自主学習第2段『私の好きなレメディについて話す』をしました。本当によく学んで講義に臨まれたのが、伝わって来る良い講義でした。

今日は、3年次初めてのレメディ学習です。

前半は、これまで同様、オルガノン学習の続きです。
今回は、急性病(流行病)の単元を学びました。
いくつか質問も出て来て、皆さんの理解がシッカリしていることがわかり、うれしく思いました。

レメディ学習は、Dulc.Caps.Bufo. の3つです。

いつもの4期生のように、ユニークなイメージが立ちあがり、各レメディのエネルギー的な理解も出来たように思いました。

1・2年次に比べていわゆるスモールレメディが増えて来ているので、全体像をよりハッキリさせるために、今後は基本のマテリアメディカ以外に他の信頼出来るマテリアメディカからの引用も増やして行きたいと考えています。

オルガノン要約(抜粋)

§100 流行的な病や散発的な病の人に対してでも決して病名で判断せず、現時点での純粋な全ての症状のみから探求すること。憶測ではなく五感で捉えたことだけから探求しなければならない。誤って病名を付けられることがあるからである。

§101 流行的な病に最初に出くわしたときには、それに適したレメディをすぐに見つけ ることはできないだろう。しかし、いくつかの症例を厳密に観察すれば、一人か二人の人を診ただけで真の病的状態を突き止めることから特徴的な症状像を知ることが出来、適切なレメディも見出せる。

§102 流行的な病の人へのレメディは数人以上の人の症状の総体から導かれる。
流行的な病の原因は同一の発生源を持っている。そのレメディを見つけ出すこと。そして症状の全体像を元にもっと適したレメディがないか常に探求し、処方しなければならない。