今月の活動

2012年9月授業(3年生)

9月8日(土)荻野講師

生徒さんたちからは、今スーパーバイズなどで
行き詰まっていることをシェアしてもらい、
各講師から具体的にアドバイスしました。

今月はレメディ3つ~Iod.Bufo.Cic.を学びました。(画像はBufo.)

Iod.は鉱物レメディで、周期律表では、「ハロゲングループ」に属しています。
同じグループには、Fl-ac.Mur-ac.Brom.などがありますが、いずれにもハロゲン特有の共通するものがあります。
この共通するものを理解しておくと、将来、さらにレメディへの理解を深めたり、レメディ知識を大きく広げて行けるようになると思います。

Bufo.(動物レメディ)とCic.(セリ科)は、いずれもとても特徴のハッキリしたレメディです。知っているだけで卒業後に役立つと思います。
欧州などでは、特に自閉的なタイプの子供さんに利用されているものです。

セリ科の植物にも特有の共通するものがあります。
他のセリ科の植物レメディAeth.Con.Asaf.についても個々の特徴的なことを伝えました。

9月9日(日)野村講師

最初に卒業生の栗乃さんから、啓蒙活動への取り組み方について、お話がありました。
啓蒙活動は、卒業後にあわててするよりも、在学中から、
しっかり準備をしておいた方が良いとのアドバイスがありました。
卒業を半年後に控えた今から始めることが肝心ですよとの投げかけ的なメッセージもありました。
早速、3期生がお昼休みに集まり、行動し始めたのには、驚きました。

今日は、ゲストを招いて、ライブセッションをしました。
生徒さん全員が、ホメオパス役になり、一人の人をセッションして行くという形で進めました。
講師が、横に付いていて、途中で進行を止めながら、
次に質問するべきことや、流れを変えた質問をしないように、
その場で指導して行きました。

その流れの中で、プロのホメオパスがその場で何をどう判断して
次に聞くかということを眼の前で見せながら、具体的に進めて行きました。

恐らくは、世界でもまれな試みだったと思いますが、とても楽しい授業だったと思います。
ケースを取った後は、いつものように、ケース全体の理解を
充分にした上で、最終的に、その人にマッチしたシングル
レメディの候補をあげるところまで到達出来ました。

ライブケースの授業では、何が起きるかわからないものです。
その分、授業の組み立て方は難しいのですが、生徒さんにとって、
実践を通じて、セッション(ケーステイキング)の面白さや
難しさを学ぶことができます。
今回挑戦してみて、生徒さんに力をつけてもらうには、これが
一番良い方法ではないかと思いました。