今月の活動

2012年2月授業(1年生)

2月25日(土)野村講師

前半は、ケーステーキング(セッション)学習です。
最初に、皆さんにセッション時の態度や気をつけるところを話してもらいました。
その際、皆さんがオルガノンに書いてあることに近いことを言ったのには驚きました。

その後、講師からオルガノン§82~100までをていねいに説明しました。
特に「健全な分別」と「偏見を持たないこと」について、皆さんに議論してもらいました。
理解は深まったと思います。
その後、2人1組になりセッションの練習20分ずつしました。各ペアとも盛り上がりました。
実践を通じて色んな学びがあったように思います。

後半は周期表について学びました。

すべての元素を知る必要はまだないので、特に重要なところだけに絞り込んで解説しました。
質問も多く出たので、きっと理解は深まったと思います。
皆さんこの分野については強い興味を惹かれるようです。

オルガノン(§82~100要約/抜粋~一部)
§83 症例を”個別化”したものとして捉えるためには・・・
A)偏見を持たないこと。
B)健全な分別を持つこと。
C)症状像を注意深く観察すること。
D)忠実に記録すること。

§84 セッションでの心構え:
A)感覚器官を総動員して、
B)患者に起こった変化と異常を
C)患者と同じ表現で、
D)全てを、
E)正確に記録する。
F)自分は黙ったままで、患者と家族に話をさせる。
G)話をさえぎってはならない。

2月26日(日)荻野講師

昨日のケーステーキングの復習をしました。
「なぜ人は偏見を持ってしまうか?どうすれば減らせるのか?」について、皆さんの意見を
出して頂き、その上でオルガノン§6を読み、質疑応答をしました。
「偏見」の意味については、充分に理解出来たのではないかと思います。

レメディ学習はTub. Calc-p. Tarent.の3つです。

「Change変化」をテーマに持つレメディたちです。
特に蜘蛛類であるTarent.については、それをテーマにした映像や音楽も経験して頂きました。
その明るく早いテンポ・強烈さと「自分は愛されていない」という内的感覚について伝えました。
(写真はTarent.)

尚、今春から1年生については3月に補講をすることにしました。
講師側からみて伝えきれていないと感じることを補講しておきたいと考えました。
1年間全体の復習をしながら、ホメオパシーの醍醐味を味わえる内容にしたいなと思います。

オルガノン(要約)
§6 偏見なき観察者が唯一知覚すべきものは、外部に表現された病の徴候・現象・症状の全体(本来の健康状態からいかに逸脱しているか)である。療法家は、生命エネルギーの病的な作用(逸脱部分)全体を「観察」する必要がある。(表現された症状以外に見るものはない)