今月の活動

2009年4月講義(1年生)

3年制コース最初の講義は「健康と病気と症状について」です。
生徒さんがそれぞれの意見を十分に出した上で、『オルガノン』の解説に移りました。

3年制の授業では、『オルガノン』に基づいて、講義は進みます。
ハーネマンが著したこのホメオパシーの原理の書は、
講師と生徒双方が十分に議論するプロセスを経て、理解が深まって行きます。

今月のオルガノン
第9段落
人が健康でいる限りは、目に見えない”霊的な生命力”が、
目に見える”物質的な身体”(有機体)に生命を吹き込み続ける。
即ち、それは ”流動的パワー”(Dynamis)を持つ心身の独裁者であるとも言える。
その”霊的な生命力”は無限の統制力によって人の健康を統治しているのである。
さらに、その”霊的な生命力”は、感覚面や機能面のいずれにおいても身体の隅々に至るまで
驚くべき調和のとれた状態で維持している。
すなわち、我々の奥深くに宿る”自然から与えられた精神”こそが、この生きている健康な身体を、
我々人間にとってより高尚な目的のために自在に使えるようにしているのである。

2日目の講義内容は「マテリアメディカの解説」と「レメディ学習」でした。
レメディの原材料の姿・生育場所などを味わいながら、生徒さんたちで
イメージした言葉を集めると、まるでマテリアメディカ(レメディの症状像)の
ようになりました。

原材料のイメージ・・・つまり自然界からのメッセージを受け止めることが、
マテリアメディカの深い理解につながって行きます。
マテリアメディカに記してある言葉だけでの理解では、レメディの持つ本当の
意味を捉えることは難しいのです。