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2016年9月授業報告(3年生~上級コース)

Dulc.画像1

9月3日(土)4日(日)

今月は、「古典的ケース学習」「実際のケース学習」「オルガノン学習」「先月のレメディの復習」「今月のレメディ学習」「2回目の処方(実習)」を学びました。

授業の前には、3年生(7期生)生徒さんたちで予防接種の自主的な勉強会をしました。
講師をされた7期生の生徒さんは、子供とお母さんのための健康講座を各地で何度も開催している方です。お母さんの視点に立った講座内容で、同期の皆さんも共感を持って受講できたようです。

「今月のレメディ学習」

今月は、Dulc.とIod.を学びました。

Dulc.は、ナス科の植物から調整されるレメディです。
冷えるとすぐに下痢をしてしまうなど、寒さと湿気に敏感な人に適しています。精神面では落ち着きがなくて、怒りっぽいところがあります。このレメディの有名な症状の一つが「怒っているわけではないのに、喧嘩腰である」というものがあります。本人には悪気はないけれど、自分が思っていることをハッキリ言ってしまい、周りから誤解を受けやすいことがあります。とても勝気で、特に家族に対して支配欲が強い場合があります。
授業では、この植物の姿形を充分に観察してもらうところから始めました。植物レメディを学ぶ際は、その生育している姿や生育環境に注目することが大切です。植物は、環境にとても敏感であり、その環境に適応して生きて行こうとするような生き方をしているからです。植物レメディにマッチする人も同じような傾向があります。
また、他のナス科の植物との対比もしながら、Dulc.固有の特徴もつかんでもらいました。同じナス科でも、質感はそれぞれに違うところが、とても面白いです。

Iod.は、ヨウ素(鉱物~ハロゲン元素)から調整されるレメディです。
甲状腺に関係の深いレメディですので、まずは甲状腺とは何か?というところから授業に入りました。このレメディの症状像は、バセドウ病の病状像に似ています。そういう症状の方にマッチするレメディです。活発な活動、暑く感じて多くの発汗、動悸、落ち着きのなさが見られます。そして、食欲旺盛にも関わらず急激に痩せたりします。
大きなショックの後に、このような状態になった場合に適しています。

同じ、ハロゲン元素のレメディBrom.もご紹介して、授業を終えました。