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2017年11月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

ダイヤ小

11月4日(土)5日(日)

今月は「先月のレメディの復習」「マッパムンディ(レメディやケースの質感を捉える道具)「オルガノン学習§231~245」「ケース学習」「今月のレメディ学習(Adam.)」「古典的ケース学習」を学びました。(画像はAdam.)

 
「今月のレメディ学習(Adam.)」

Adam.は、ダイヤモンドから調整される鉱物レメディです。
人間世界では貴重品ですが、素朴な原料から作られる宝石です。

炭(Carb-v.)や鉛筆の芯(Graph.)や原油(Petr.)と同じく炭素からできています。
ダイヤモンドはとても硬くて強い貴石で、日本では金剛石と言われてきました。本来は脂じみた素朴な石ですが、高い技術でカットすることによって美しい光沢を放ちます。優れた熱伝導性があり、触れると冷たく感じます。酸やアルカリにも強い鉱物です。炭素がダイヤになる生成の過程では、膨大な熱と圧力が必要とされます。
ダイヤモンドは、元々は貴重品でしたが、ある時、大量に埋蔵されていることが発見されました。それをデビアス社が独占して、産出コントロールしながら、巧みな宣伝をすることで、その希少性を維持して来ました。このレメディには、そういう人間の営みとのかかわりのある興味深いレメディです。

Adam.の中心テーマは、完全性と独立性です。

完璧でありたいという気持ちと、自己価値への疑問があります。心の奥底では、自分は価値が低いのでは?と感じていますが、自分の周りからは価値の高いものとして認めてもらいたい欲求があります。

 
「古典的ケース学習」

100年ほど前にアメリカで活躍したリッペ博士の急性病のケースを学びました。
リッペ博士は、ホメオパシー史上最も治癒成績が良いと言われているスーパーホメオパスです。
ケースは、短期間で次々と症状像が変化して行きますが、リッペ博士は、全体像が変わるたびに的確なレメディを1種類ずつ選んで、最終的に治癒に導いて行きます。
そのプロセスではレメディを何種類か使いますが、複数を同時に使うことはありません。的確なレメディが入ると、不思議なことに、症状の全体が変わり、次に選ぶレメディをホメオパスに要求して来ます。そして、最終的には治癒する。これがホメオパシーです。