お知らせ&更新情報

2016年7月授業報告(3年生~上級コース)

Cic.絵

7月2日(土)・3日(日)

今月は、「先月のレメディの復習」「2回目の処方について(その2)」「今月のレメディ学習」「解剖生理学(中村裕恵特別講師)」を学びました。

 

「今月のレメディ学習」

Cic.とCoff.を学びました。

Cic.は、セリ科のレメディです。
けいれん症状に特徴があり、ナス科のレメディとも類似点がありますので、ナス科のレメディの復習から始めました。

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2016年6月授業報告(1年生~初級コース)

塩田山

6月18日(土)・19(日)

今月は、「先月のレメディの復習」 「プルービング実習」「レメディ学習」「オルガノン学習」をしました。

 

「プルービング実習」

クラシカルホメオパシー京都設立以来、プルービング実習の授業は、毎年1年生の入学して間もない時期に実施して来ました。

ホメオパシー創始者ハーネマンが類似の法則を発見したのは、当時、多くの人が恐れていたマラリアの特効薬として有名だったキナ皮(China)の薬効について書かれた記述に疑問を持ったところから始まりました。健康だったハーネマンは、その特効薬を自ら飲んで、人体実験してみました。

これがプルービング(実証・証明)です。

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2016年6月授業報告(2年生~中級コース)

銅線

6月11日(土)12日(日)

今月は、「先月のレメディの復習」「オルガノン学習」「今月のレメディ学習」「基本原理~マヤズム概観」「古典的ケース学習」を学びました。

 
「今月のレメディ学習」

今月のレメディ学習は、Cupr.とVerat.でした。
いずれも少し地味な印象のレメディですが、古くから活用されて来たものです。特にこの2つのレメディは、かつて欧州でコレラが猛威を振るっていた時期に、ハーネマンが、素晴らしい実績をあげて、ハーネマンとホメオパシーの名声を高めたと言われている由緒あるものです。

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2016年6月授業報告(3年生~上級コース)

人体図

6月4日(土)・5日(日)

今月は、「先月のレメディ復習」「レメディ学習」「ケーステイキング実習」「基本原理~2回目の処方について」「古典的ケース学習」を学びました。

 
「ケーステイキング(セッション)実習」

ある生徒さんから、現在進行中のケース実習(スーパーバイズ付き実習)の内容を皆さんにシェアしてもらいました。それを題材にメンバー全員で考えて行く授業になりました。実習した生徒さんが、自分の反省点を、そのままシェアしてくれたおかげで、とても具体的な学びになりました。

それは、セッション時に全体に表面的にさらっと聞き過ぎてしまい、ケースを充分に深めることができなかったという反省でした。

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2016年5月授業報告(1年生~初級コース)

6Nux-v.3

5月21日(土)22日(日)

今月の授業は、「先月のレメディの復習」「ホメオパシー原理~類似の法則・へリングの法則について」「今月のレメディ学習」「オルガノン学習」「古典的ケース学習」でした。
「今月のレメディ学習」(画像は、Nux-v.)

今月は、Ars. Nux-v.Rhus-t.Bry.の4つのレメディを学びました。いずれも日常的に使いやすい身近なレメディたちです。初級コースのレメディ学習では、出来るだけ、自分や身近な人にも利用しやすいものから学ぶことを目標にしています。ホメオパシーは驚くほど美しい理論・基本原理から成り立っています。しかし既存の考えとは異なるため、なかなか頭で理解しにくい面があります。体験を通じて学ぶことがホメオパシーの理解への近道だと考えています。そして、最初はシンプルにとらえ、次第に深めて行くようなレメディ学習を目指しています。

いずれのレメディも、その原料特性を主体に画像イメージをたくさん使って、理解を促して行きました。

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2016年5月授業報告(2年生~中級コース)

Lil-t

5月14日(土)15日(日)

今月は、「先月のレメディ復習」「セッション実習」「今月のレメディ学習」「オルガノン学習」「古典的ケース学習」を学びました。

 

「セッション(Case Taking)実習」
初めてのセッション実習をしました。2人ずつペアになって、一人はホメオパス役、一人はクライアント役になり、交互にセッションをしてみました。事前にはあまりチェック項目を考えないで、SRP(際立ったところ)とCLAMS(主訴の詳細)だけに注目しながら聞き取りをして行ってもらいました。実習するとセッションでの色々な難しさが経験できます。何がうまくできて、何が難しかったのか?をまとめて、授業を終えました。

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2016年5月 授業報告(3年生~上級コース)

organon

5月7日(土)8日(日)

今月の授業は、「4月末に愛知県東海市でのイベント(ルーセントマリア大学講座)に参加した自主反省会」「先月のレメディの復習」「2回目の処方について~オルがノンから学ぶ」「今月のレメディ学習」「古典的ケース学習」をしました。

 

「4月末に愛知県東海市でのイベント(ルーセントマリア大学講座)に参加した自主反省会」

3年生(7期生)は、4月30日に、愛知県東海市での特別イベント「ルーセントマリア大学講座」の一講座を担当させて頂きました。

「わたしのオルガノン」と「公開セッション」の2つをテーマに発表しました。(オルガノンとは、ホメオパシーの創始者S.ハーネマンが著した原典) 「わたしのオルガノン」では、個々に好きな原文のセクションを紹介したうえで、そのセクションにどう感銘を受け、どう影響されたのかについて述べるものでした。「公開セッション」では、ある生徒さんが、最近罹った急性症状の悩みをホメオパスに相談するという設定でのお芝居仕立ての内容でした。それを一般の皆さんにご覧頂き、ホメオパシーとは何か、具体的に何が出来るのかを伝えたいという試みでした。

3年生(7期生)全員で参加し、且つ好評だったという手ごたえもあり、いまだに全員が興奮冷めやらぬ様子でした。発表当日を思い出しながら一通り話した後で、この企画を通じて何を学んだのか?を全員で話し合いました。これまで2年間学んできたホメオパシーについて、一般の方に向けて表現(アウトプット)して行くことの意義を皆さん感じていました。 ある生徒さんが、これまで約2年間、同期は、一緒に同じ学習経験(インプット)のはずなのに、どうして、皆それぞれ違うアウトプットになるのだろう?!と述べると、皆一様にそうだね~不思議だね~と顔を見合わせていました。

学校としても、今後、一般に向けての発表の場を作ることを考えて行こうと思っています。

 

「2回目の処方~オルがノンから学ぶ」

3年生になり、ケース実習が始まりましたので、2回目の処方について、学びました。 これが出来ることが、プロフェッショナルへの必要条件になります。

今回は、オルガノンの該当箇所(§162~184)を精読して行きました。疑問点がいっぱい出て来ましたが、次第に理解が深まると思います。来月は、この続きとして「ケント哲学講義」を学んで行く予定です。

いずれも、100年も200年も前の古典から学ぶことになりますが、世界中のホメオパシーを実践する者にとって必要不可欠の内容です。数百年経っても、人間もホメオパシーも、その本質は変わらないものだと思います。 来月の授業では、ケーステイキングの実習も始める予定です。

2016年4月授業報告(1年生~初級コース)

4月半ばに9期生(初級コース)最初の授業が始まりました。

オリエンテーション・自己紹介・講師紹介を終えた後、早速授業に入りました。 今年度の入学生は、個人セッションの経験者が比較的多く含まれており、体感的にホメオパシーを理解している方が多く、最初から授業にも馴染んでおられました。

今回は「ホメオパス(ホメオパシー専門家)の役割とは何か」「オルガノン学習(健康観~健康と病気と症状について」「レメディ学習」「古典的ケース学習」を学びました。

 

  「ホメオパス(ホメオパシー専門家)の役割とは何か」

200年程前にハーネマンが著した『オルガノン』の冒頭の§1~3を精読しながら、講師の体験事例を材料に皆で考えて行きました。

「§1:療法家の唯一の使命は、病気の人を健康にすることである。」

「§2:理想的治癒とは、明確な根拠に則り、短期間で無害で、速やかで穏やかで持続的で全体的な回復のことである」 続きを読む »

2016年4月授業報告(2年生~中級コース)

4月9日(土)10日(日)

 

今月の授業は「2月のレメディ復習」「オルガノン学習」「レメディ学習」「古典的ケース学習」をしました。

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2016年4月授業報告(3年生/上級コース)

organon

2016年4月授業報告(7期生・3年生/上級コース)

4月9日(土)10日(日)

上級コース最初の授業は、「2月に学んだレメディの復習」「オルガノン学習」「今月のレメディ学習」「セッション実習」そして「スーパーバイズ(上級コースからはじまるケース実習~自分でケースを取り、講師と一緒に考えて行くもの)のオリエンテーション」でした。

このうち「オルガノン学習」と「セッション実習」は生徒たちの自主的な授業でした。

4月30日に愛知県東海市で開催される「ルーセントマリア大学講座」に、7期生として参加することになりました。そこで一般の方に向けての公開講座を受け持ちますが、その打ち合わせを兼ねた内容になりました。

 

「オルガノン学習」
過半数のメンバーが、これまで学んできたオルガノン(もちろん日本語訳)から、自分の好きな一章を選んでどこに共感したのか?などを述べるものです。題して「私のオルガノン」

お互いのお気に入りの章や共感する点を発表し、互いが自分の意見を述べ合うというダイナミックな内容になりました。議論が深まる中で新たな気づきもありました。
ホメオパシーには、一人の人間をありのまま受け容れ、善悪で裁くような姿勢がみられないこと。また、物質文明が高度に発展した現代で、多くの人が行き詰まり感・閉塞感を感じていると受けとめているけれども、そこから解き放ってくれる可能性がこのオルガノンの精神から垣間見られること。等
最終的には、ホメオパシーが「普通」になる時代が来たらいいなというのが皆に一致するところでした。

 

「セッション実習」
これは、個人セッションの形を一般の皆さんに知って頂くことで、ホメオパシーに近づいてもらおうとする試みです。ある生徒さんのとても辛い急性病の経験とそれをホメオパシーで回復できた過程を出来るだけ分かりやすく伝えて行くこうとするものです。
2人の生徒が患者役とホメオパス役に分かれて、公開セッションするものです。
この7期生のクラスは、1年目から、身近な人のケースを取って来て皆で検討するという前向きなメンバーばかりです。皆さんのセッションもてとも上手です。
4月30日に、彼らの熱意は、きっと多くの方の胸を打つことになるだろうと思います。