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2016年2月授業報告(3年生)

lippe

2016年2月6日7日

今月の授業は、3年間最後の授業でした。授業内容は、「先月のレメディの復習」「オルガノン学習」「ケース学習」「古典的ケース学習」そして「卒業式」でした。


「オルガノン学習」

最終授業のオルガノン学習は、生徒さん一人一人に『私のオルガノン』という課題の発表をしてもらいました。3年間で学んだオルガノンの全単元から、各自がお気に入りの単元を1つずつ選び、どんな点が好きなのかを語ってもらいました。

CHKでのオルガノン学習は、3年間かけて皆で全単元を精読することを目標にしています。(もちろん日本語訳です)
その精読を通じて、オルガノンのおおよその内容は理解できると思いますが、オルガノンの神髄を理解するには、卒業後も繰り返し学び続けることが求められます。
卒業後、ホメオパスとして実践しては、またオルガノンに戻り、実践してはまた戻るという繰り返しを通じて、次第に理解が深まって行くものです。

ホメオパシー史上もっとも腕の良かったと言われる伝説的ホメオパスとして知られるアドルフ=リッペは、50年間の経歴において常に「オルガノン」を読み続けたと言われています。オルガノンとは、そういう書物です。

この『私のオルガノン』の授業は、昨年から始めましたが、生徒さん一人一人が、吟味して取り上げた単元を皆で一緒に読んで行くと、深い感動が沸きます。

ハーネマンは、1810年に初版を出して以来、5回も書き直し、死の前年1842年にようやく書き終えています。(第6版)
これを読み込んだ人なら誰もが感じると思いますが、どの単元からも彼の息づかいが伝わってきます。
最後の授業の時間を皆で共有していると、ハーネマンが、今も尚、目の前に生きていて、私たちに熱く語り掛けて来るような錯覚に襲われます。

 
「卒業式」

皆さん、一人一人に、それぞれの感想や将来のビジョンを語ってもらいました。皆さんの熱い熱い気持ちが伝わってきました。例年と同じく感動的な時間になりました。

6期生(3年生)は、3月19日(土)に卒業発表会をします。
昨年末に、全員で訪れたインドのコルカタでの研修のこと。そして個々の3年間の学びの発表を予定しています。

卒業記念の写真撮影は、その時にすることに決めました。

どうか、皆さんも見にきてください。