オルガノンとは

organon

ホメオパシーの創始者サミュエル=ハーネマン(1756-1843)の代表的著作です。
「オルガノン」の原題は「Organon der Heilunst」=「Organon of Medical Art」
ですから、「医術の方法論的原則」とでも訳すのが適当と思われます。

「オルガノン」の初版は1810年です。その後5回にわたり推敲を重ね、
死の前年、1842年に第六版の原稿を書き上げました(第六版の出版は1920年)。

ハーネマンが確立したホメオパシーの原理は全てこの中にあります。
一見難解に見えますが、非常にシンプルかつ具体的な内容です。
読むたびに新たな発見があり、そしてホメオパシーへの理解と学ぶ喜びが深まっていきます。

ホメオパシー史上もっとも腕の良かったと言われる伝説的ホメオパスとして知られるアドルフ=リッペは、
50年間の経歴において常に「オルガノン」を読み続けたと言われています。

「オルガノン」は大きく分けて三部構成になっています。

  1. 健康状態の認識と徴候の読み取りかた
  2. レメディーの潜在力に関する知識
  3. レメディーの選択と適用、正しい投与量

CHKクラシカルホメオパシー京都では「オルガノン」を正確にかつ分かりやすく伝えることを目指しています。

尚、最後になりましたが、この難解な名著「オルガノン」の日本語訳に取り組まれた皆様には、
深い尊敬と感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。