レメディの使い方ABC

エイピス Apis.

2009-01-05

新年、明けましておめでとうございます。
CHK荻野千恵美です。
今日は、新しい年を迎えて5日目。
今日から初出勤という方も多いと思います。
我が家の、社会人3年生の息子と1年生の娘も、今朝はお正月気分の抜けきらないまま、出勤しました。
今年のお正月、皆さんは、どのように過ごされたでしょうか?
最近は、ずっと暖冬の正月が続いていましたが、今年は経済の市況にあわせるかのような寒波の襲来となりなりました。
私も、「京都の底冷え」というものを、初体験しました。
でも、寒い朝の初詣というのも、なかなかいいものです。
私達は、四条の八坂神社と、伏見桃山の御香宮に行きました。
ふだんとは違う、お正月の神社の熱気は、活気があって、いいものです。
大勢の人が、みなそれぞれに、切なる願いをこめて、神社に向かっていく。
新しい年への期待と、やるぞ!という決意。
そんなエネルギーを、神様からも、見知らぬ大勢の人たちからも、いっぱいもらえたような気がしています。

さて、昨年2008年は、CHKにとってホメオパス養成コース第1期生が集った、まさに”船出の年”でした。
毎月1回、土日を使ったパートタイムの学校ですが、春に出会った同期生たちの中には、もうずいぶん長くつきあった生涯の親友のような絆のできた人たちも多いようです。
認知度の低いホメオパシーという世界で学び、仕事をしていくのには、仲間同士の信頼と共感がとても大切なものとなってくるので、そのような姿をみるのはうれしい限りです。
今春には、第2期生を迎えることとなります。
スタッフ一同、2009年は、「大海に帆を上げる」気持ちで行こうと、張り切っています。
1月・2月の授業では、第2期生募集のための授業見学会を予定しています。また、超初心者向け入門セミナーの後には学校説明会も開催いたします。
「ホメオパスを目指してがんばってみよう!」と思われる方、大歓迎でお待ちしています。是非、いらしてくださいね。

それでは、始めましょう。

セルフケアコース3「怪我のレメディ」その8

<エイピス Apis>

原料は、セイヨウミツバチ。
もとは、ヨーロッパ、アフリカ、中近東で生息していました。
現在では、世界中で養蜂のため飼育されています。
レメディには、メスのミツバチが一匹使われています。
皆さんの中には、蜂にさされた経験のある人はいますか?
蜂に刺されるとどうなるでしょうか?
刺された部分が、熱く、赤く腫れて、痛みます。
そして、冷やすと症状は和らぎます。
このレメディは、虫に刺されたときに起こるような症状に適します。
日焼けでも、やけどでも、じんましんでも。
また、風邪でのどに炎症がおきたり、膀胱炎や結膜炎のときでも。
熱くて、赤く、腫れて、冷やすと楽になるような症状のとき、助けてくれます。
アナフィラキシーショックのように、アレルギー反応を起こして、気道が腫れて呼吸が苦しくなる状態にも助けとなります。
でも、このようなときは、命にかかわりますので、まずは、病院にいかなければなりません。エイピスを、1粒取って、病院に行かれたらいいと思います。

皆さんは、ミツバチの生態についてご存じですか?
ミツバチのコロニーは、一匹の女王蜂と、数匹の雄蜂、そして大多数のメスの働き蜂で構成されています。
このような社会で、大多数をしめるメスの働き蜂の心理ってどうでしょうか?
メスとして生まれながら、性交も、生殖もなくただひたすら、忙しく働いて一生が終わります。
しかも、女王様になれるかどうかは、自分が生み付けられた巣の中にロイヤルゼリーが運良く入っていたかどうかという、まったくの偶然で決まるのです。
大多数の、ふつうのえさで育った蜂は、働くだけの生涯を送ります。
エイピスが体質的にマッチする人は、嫉妬深く、イライラして、落ち着きがありません。
そして、手帳をまるで、すきまのないハニカム構造の蜂の巣のようにスケジュールでびっしりと埋めてしまうような人です。
ブンブンと、せわしなく、うつろに、不器用に動き回る人。
Fruitlessly busy とマテリアメディカ(薬効書)には表現されていますが、実りのない感じ。
養蜂家達が、ミツバチの世話をするとき一番気をつかうのが、温度調節だそうですが、蜂は、暑さには弱くて、ちょっとした温度の上昇で、あっけなく死んでしまいます。
エイピスの人も、暑さには弱く耐えられません。
飲食物も、暖かいものを嫌がり、冷たいものを欲しがります。
そして、喉は渇きません。
症状は、右側に出やすい人です。
一匹の女王蜂と、大多数の働き蜂。
このような社会って、今も昔も、ありますね。
江戸時代だったら、大奥は、そうかも知れません。宝塚歌劇団もそうかも知れません。
現代のありふれた職場でも、たまたまこのような環境になって、苦しんでいる人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
次回も虫のレメディをご紹介いたします。
エイピスよりもっと激しい症状のレメディです。
カンタリス。
では、またお楽しみに。