レメディの使い方ABC

ABCレメディ

2007-12-26

こんにちは。CHK荻野千恵美です。
今年も、残すところあとわずかになりました。
一年中で、もっとも日照時間の少ない季節。
自然界が活動を休む時期に、人はクリスマスや、年末年始のお祝いなどと、忙しく活動します。
なぜだか、不思議ですねえ。

「CHKクラシカルホメオパシー京都」が、HPの立ち上げとともに活動を開始したのが10月。それから、あっという間の3ヶ月でした。
多くの方々の暖かい応援のお気持ちや、お言葉をたくさんいただきました。
そして、セミナーやセルフケアの講座などにご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
心から、感謝を申し上げます。
そして、どうか来年もよろしくお願いいたします。
皆様にとって、新しい年がすばらしいものでありますように!

さて、それでは始めましょう。

セルフケアコース1「ホメオパシーとは何か」その6

<ABC レメデイ>

ここでは、急性症状によく使われるレメデイを3つご紹介します。

まず、「A」 アコナイト。

原料は、トリカブトです。
最も、毒性の強い植物の1つです。
「トリカブト」と聞いてどんな、気持ちになりますか?
殺人事件を思い出す方も多いでしょう。
今まで、元気ではね回っていた人でも、即死させることができるような力を持っています。
また、高山に生息していて、気候変動の激しい環境にいる植物でもあります。
お日様に、ほほえみかけられていたとおもっていたら、「突然」暗雲たれこめ、雷が響き渡り、見る見る間に大嵐。なんていう場所に生えています。
このレメデイは、こういったエネルギーを持っています。
テーマは、「突然」。
症状であれ、出来事であれ、何か「突然」のことにパニック状態になったとき助けてくれます。
突然の悪い知らせ。
パニックにおちいってあたふたするのがふつうですが、アコナイトの助けを借りると、どう行動したらいいか判断する冷静さを与えてくれます。
心筋梗塞や、脳卒中の発作。
アコナイトをその時飲んでおけば、予後がずいぶん楽になるそうです。
風邪や、インフルエンザでも、「おや?」っと体に変調を感じたその時、タイミング良く飲むことができれば、そのまま去っていってくれることもあります。
何かあったら、アコナイト。
それから、どうするかを考えるのが良いと思います。
ですから、一番多く消費されているレメデイでもあります。

次は、「B」 ベラドンナ。

ベラドンナは、イタリア語です。
ベラは、ビューティフル=美しい。ドンナは、レディ=女性。
16世紀、イタリアでは、淑女たちは、パーテイにいくとき、これを点眼したそうです。すると瞳孔が開いて、とても魅力的に見えたのだそうです。
この植物には、交感神経の働きを高め、副交感神経を抑える毒性があります。
交感神経といえば、「狩り」とするような状態。緊張し、興奮た感じです。
そして、副交感神経がその獲物を食べるたり、ゆっくり休んだりするときのような状態。
交感神経優位の状態が、続くとどうでしょうか?
このレメデイのテーマは「拡張」です。
血管が、拡張して拍動が「ズキン、ズキン」と聞こえてきそうな症状。
ちょうど、子供が、夜、高熱をだして、真っ赤な顔で、うわごとをいっているようなときにぴったりのレメデイです。
赤く、熱く、「ズキン、ズキン」であれば、やけどでも、のどや他のどの部分の炎症にも適します。

最後に、「C」カモモラです。

カモミールテイで有名です。これは、お休み前にリラックスできるハーブとしてよく使われます。
しかし、カモミラそのものは、人をとても「イライラ」させるのです。
「イライラ」を起こさせるものが、「イライラ」を治すといったところでしょうか。
お茶にしたり、レメデイにすると、「イライラ」を和らげてくれるようになります。
カモミラの中心テーマは、「もう、がまんできない!」です。
子供と、女性向きのレメデイともいわれています。
痛みに、敏感な人でもあります。
歯の生え始めの不快感に、なかなか、かまってくれないお母さんに、「もう、がまんできない!」と爆発する子供。
生理痛や、頭痛、歯痛に、「もう、がまんできない!」とヒステリックになる女性。
こういった状態を助けてくれるレメデイです。

これで、セルフケアコース1「ホメオパシーとは何か」のご紹介が終わりました。
次回からは、セルフメデイケーション2「根本体質レメデイ」についてご紹介いたします。

これからも、どうかよろしくお付き合いくださいね。
では、また来年お会いいたしましょう。
どうか、良いお年をお迎えくださいね。