今月の活動

2015年5月授業報告(3年生)

shioyato

今月は、3年生のみなさんの企画提案で対外セミナーを開催し、その後通常授業をしました。

5月9日(土)

午後から、神戸の西端、塩屋のカフェ「しおやと、」をお借りして、2時間半の「ホメオパシー入門セミナー」を開催しました。
この企画は、今春2月に熊本合宿時に、水俣で開催したセミナーに続き、2回目の対外企画です。

ホメオパシーを実践してゆく際、ホメオパシーの基本原理やレメディ学習などインプットをするだけではなく、学んだことを誰かに対して伝えるというアウトプットも大切になります。

そのことを現3年生のみなさんは自覚していて積極的に活動を始めています。
講師側としては、付いて行っている感じです。これはうれしいことです。

当日は、とてもうまく行ったこともあれば、思ったようには出来なかったこともありました。10日の授業で充分に反省をして、問題を確認しました。

実際に、世間のみなさんに伝えることで、生徒自身が、ホメオパシーをどの程度理解出来ているのか?そして、どう伝えて行けばいいのか?を学べたようです。

驚いたことに今後も活動を続けて行くことをすでに皆で決めているとのこと。
講師としても引き続き応援して行くことを約束して解散になりました。
5月10日(日)11日(月)

今月の授業は、「セミナーの反省」「レメディ学習」「ケース学習」をしました。
「セミナーの反省」
前日のセミナーの反省から始めました。
色々な反省点がハッキリして来ましたが、事前準備がとても大事ということが改めてよくわかったことでした。これが、講座の7~8割を決めると言って良いでしょう。

その反省を踏まえて、その場で、すぐに、全員が講座での再現を始めました。
ここはこうした方が良かった。これでは駄目ですよね、と自己分析しながら、みなさんの駄目だしやアドバイスを聞きながら、気持ちは既に次に向かっていました。
生徒さんの中にカウンセリングや公開講座のプロの方がおられ、とても適切なアドバイスを受けながら、一段とレベルアップされて行くのが分かりました。
テクニックというより、次に向かうその熱意に感銘を受けました。

 

「レメディ学習」

今月は2つのレメディ「Ferr.」「Psor.」を学びました。

「Ferr.」
このレメディの原料は「鉄」です。
馴染みのある原材料ですから、まずは「鉄」について充分にイメージしてもらいました。その上で、もし「鉄」の人ならば、どのような特徴や症状が考えられるのか?
を思いつくまま出してもらいました。
みなさんに出してもらったイメージ症状を並べて行くと、「Ferr.」のマテリアメディカに近いものになって行きました。

頑固、遅いとイライラする、合理的、おびただしい汗、水が怖い、企業戦士、貧血、笑わなくて硬い、内側がもろいなど等。

最後に「鉄の女~サッチャー元首相」の言葉を紹介して終わりました。
彼女の言葉には鉄のレメディのテーマが全部入っていました。世間の「鉄の女」という評価は正しいと分かりました。

「Psor.」
このレメディは、マテリアメディカや症状だけでは理解しにくいレメディですから、以前「講師が経験した実際のケース」から、学んで行くことにしました。

とても典型的なケースだったこともあり、みなさん的確な理解が出来たと思います。

このレメディは「ノソ―ズNosodes」と分類されるレメディですので、これまで学んだ「ノソ―ズNosodes」全体のまとめもしました。
「ケース学習」
ある生徒さんが取ったケースを材料にして、ケースの理解を深め、シングルレメディを探して行きました。

一方的によく話されるクライアントさんのため、ケースが取りにくかったようですが、そういう場合の対処の仕方についてもみなさんと一緒に考えながら進めました。

この3年生(6期生)のメンバーは、自分の経験をドンドン、シェアします。
そしてお互いを尊重し合いながら、一緒に成長して行こうとする意識が高く、講師としてもとても学ぶところが多いです。これからも楽しみな学年です。