今月の活動

2010年7月授業(3年生)

7月10日(土)渡辺講師

前半は、病理症候学(関節関係の症状~リウマチを中心に)、後半は基本原理のおさらいの講義をした。

関節症状のうちリウマチなどの自己免疫に問題のある状態は、ホメオパシー的アプローチが有効なことが多く、生徒さんが卒業後、健康相談をお受けする機会が非常に多く、その基本をよく理解しておくことが大切である。

後半のホメオパシー原理の講義では、ケントの哲学講義の第36章について学んだ。
この章は「2回目の処方」を述べている点であり、ホメオパスとして最も難しい判断を求められるところである。ホメオパスの力量は、この1点に掛かっていると言っても過言ではない。この内容を充分に理解できるのは、実践的な活動に入ってからであるが、その基本について、ケースに応じてしっかり頭の整理をしておくことが肝要である。
このことについては、オルガノンでは、§172~§184あたりに記してある。

7月11日(日)荻野哲也講師

「2回目の処方」を必要とするケース学習をした。今回は、講師が経験したケースの初回分について学び、来月続きの2回目の処方について、学ぶ予定である。

前日に学んだ原理が、理論だけの理解で終わらないように、具体的なケース学習で、理解を深めて頂きたいと願っている。

今回もグループ学習主体に進めたが、次第に、ケースへの取り組み方が深まっていることを確認できたと思う。