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2019年7月授業報告(1年生)

flowering Pulsatilla halleri

●7月27日(土)28日(日)

今月は「先月のレメディの復習(Nat-m.Ign.Sep.)」「オルガノン学習(§26~34)」「今月のレメディ学習(Puls.Phos.Calc.)」「ホメオパシー哲学(類似性・SRP・シングルレメディについて等)」を学びました。
「今月のレメディ学習(Puls.Phos.Calc.)」
今月からは、事前学習として、各レメディの原材料を調べて来てもらいました。レメディの原材料を知ることは、そのレメディの本質的な理解にとても役立ちます。CHKでは、数年前から、全学年でレメディ学習の時には必ず事前に調べて来てもらっています。

・Puls.
皆さんに原材料の発表をして頂いた後、Puls.の自然界の様子を動画で見てもらいました。可憐な植物ですが、か弱いというよりも素朴で野性的な野に咲く花のイメージを持って頂けたと思います。生徒さん達のイメージは、「可愛いから逆に踏めない。」「紫と黄色が印象的で強烈さがある。」「可愛いが意外にたくましい。」「砂地に咲く逞しさ力強さを感じる。」など、このレメディの本質につながる質感が出てきました。マテリア・メディカの症状像を字面で学ぶだけでなく、この植物は、自然界でどう生きているかという動的イメージの理解をしてもらえたと思います。

・Phos.
皆さんに原物質の発表してもらい、全体イメージを理解した上で、一体このレメディを必要とする人はどんな人かを考えてもらいました。「マッチ売りの少女のようにはかなく、独りぼっちの感じがする。」「毒性があるから近寄りがたい。」など、出てきました。Phos.を必要とする人は、仲間が大好きですが、一方で孤独も愛する一面も持ち合わせています。
マテリア・メディカなど、一通り学んだ上で、講師の一人が、最近、Phos.を飲んで良くなった経験をシェアしました。振り返れば、子供の頃、Phos.の症状像そのものだったことに気づいたようです。

最後に、先月学んだ「Nat-m.」と比較して理解を深めました。2つのレメディは敏感さが共通だけど何が違うのか?を考えてもらいました。また、Phos.は「結核マヤズム傾向」が強いことも伝えて終了しました。マヤズム傾向について2年生で学ぶことになります。

・Calc.
ある生徒さんが、以前、自分が「Calc.」を飲んだ際の体験をシェアしてくれました。
彼女によれば、自分はとても怖がりになり、殻の隙間から外を見てものすごいあこがれを感じたこと。そして外界に対する不必要なほどの恐怖感を感じたこと。
また、他の生徒さんのお子さんが、相当類似していることが分かりました。無茶苦茶大人しくてやりやすいお子さんで、体型はぷよぷよしているそうです。とろみがある物が食べられないのが奇妙な特徴のようです。普通子供が大好きなシチューやカレーや煮込みハンバーグが食べられないとのことでした。ちょっと成長のペースがゆっくりで大人から見ると、助けたくなる気持ちにさせるお子さんのようです。不調な際には、一度使ってみたいとのことでした。