お知らせ&更新情報

早期入学優遇制度あります

2025年度クラシカル(専門)コース生募集(2025年4月生)にあたり、例年同様、早期ご入学お申し込み優遇制度を設けました。

2025年1月末までに、専門コースへのご入学お申し込みをされた方には、ご入学金を半額(通常税込55,000円のところを27,500円に)にさせて頂きます。

ホメオパシーを本格的に学んでみようという方は、この制度を有効活用して下さい。

 

 

2025年度クラシカルコース(専門コース・18期生)募集が始まりました

クラシカルホメオパシー京都では、2025年度のクラシカルコースの募集を開始しました。
クラシカルコ-スは、従来の「4年制専門コース」を名称変更をさせて頂きました。
また、2025年度より、アドバンスコースを新規開講させて頂きます。
それに伴い、2025年度から、クラシカルホメオパシー京都で開催する各講座について以下のように、講座全体を再編(含:一部名称変更)させて頂きます。

 

はじめてのホメオパシー

初心者向け

ホメオパシーについてほとんど何も知らない方のための初心者向けセミナーです。本などを読んだだけではわかりにくい点を丁寧にご説明させて頂きます。京都四条教室で定期開催中です。オンライン受講可。1日完結です。

>> はじめてのホメオパシー

セルフケアコース(旧:ホメオパシー(6回)基本講座)

初心者~読書や実践歴のある方向け

ご家庭で、ホメオパシーによる健康管理が実践できるレベルを目標にした講座です。「子供の問題」「怪我への対処」「風邪の時どうするか?」など、状況に応じたホメオパシーレメディの使い方を身に付けられます。自分が、自分と身の回りの人の健康維持の主役になることを目指します。京都四条教室で定期開催中です。オンライン受講も可能です。半年程度学びます。

>> セルフケアコース

新規開講!アドバンスコース

初心者~セルフケア実践歴のある方向け

ホメオパシーをさらに深めながら、セルフケアの力を確かなものにするコースです。「セルフケアコース」より一歩進んだ少し本格的な内容になります。受講日時が、毎週金曜日の夜になります。授業のすべてはオンライン受講となります。当コースを修了後、課題提出等に応じて、クラシカルコース2年次へ編入可能です。スペシャリストへの第一歩の授業をじっくり1年間学びます。

>> アドバンスコース

クラシカルコース(旧4年制・専門コース)

初心者~本格的に学んでみたい方

すべてのコースの中で最も本格的に学ぶことができます。基本から順次進みますので、無理なく始められます。プロのセラピスト(ホメオパス)になる力も付けられます。4年間でしっかり力を着けて頂きます。毎年春スタートの4年制コースで、京都四条教室にて開講しています。リアルタイムで、オンライン(Zoom)の受講も可能です。ご自分のペースで学ぶ完全通信制もあります。

受講形態は3つから選択できます。

  • リアルタイムでの教室受講、
  • リアルタイムでのオンライン(Zoom)受講、
  • お好きな時間やご自身のペースで学べる、完全通信制

があります。

>> クラシカルコース

2025年度・新規開講「アドバンスコース」

クラシカルホメオパシー京都では、これまでの受講者の皆さんからのご要望にお答えするため、2025年度より、「アドバンスコース」を新規開講することになりました。

『ホメオパシーをさらに深めながら、セルフケアの力を確かなものにするコースです。「セルフケアコース」より一歩進んだ少し本格的な内容になります。受講日時が、毎週金曜日の夜になります。授業のすべてはオンライン受講となります。当コースを完了後、課題提出等に応じて、クラシカルコース2年次へ編入可能です。スペシャリストへの第一歩の授業をじっくり1年間学びます。』

ご検討、よろしくお願いいたします。

アドバンスコース

募集人員15名募集 ※最少催行人数5名・オンラインのみ
受講料260,000円(税別)
書籍代35,000円(税別)
授業日時毎週金曜日20時半~22時半(月4回)
就学期間1年間(2025年5月~2026年3月)

「ホメオパシー(6回)基本講座」(10月開講)開催中!

10月から「ホメオパシー(6回)基本講座」を開催中です。途中参加歓迎です。木曜日コースと土曜日コースです。

いずれも、Zoom受講可能です。詳細は、お尋ね下さい。

超初心者のための「はじめてのホメオパシー」は、次回3月29日(土)と4月初旬(日程調整中)に予定しています。

〇木曜日コース

京都ホメオパシー基本6回コース(木曜日)(10/10~1回目)Zoom受講可!|クラシカルホメオパシー京都 (chk-homeopathy.jp)

〇土曜日コース

京都ホメオパシー基本6回コース(土曜日)(10/12~1回目)Zoom受講可!|クラシカルホメオパシー京都 (chk-homeopathy.jp)

ホメオパシーでのシェディング対策

2024年10月から、秋の定期接種が始まりました。

私(荻野)自身も2年前から、人混みに行った後に、急に体調が乱れることが起きるようになりました。おそらく、これが、シェディングなんだろうと思います。個人健康相談者の中にも時々、これまで元気だったのに、急に不調が起きたというご相談者もおられます。

今春には、「流行病下で健康に生きる」セミナーを開催し、その際に、シェディングの実例とホメオパシーによる改善事例をご紹介させて頂きました。

ただ、決まり切った対処法というものはありません。ホメオパシーの基本通り、「個別性」と「全体性」に注目して、その時に必要なレメディを探すことになります。ホメオパシーの基本を理解している人なら、さほど難しいものではありません。

シェディング対策のセミナーも実施しましたし、その後の世間の動きから、いろいろ考えてみましたが、ホメオパシーの基本を学んで頂きながら、個別相談的に、一緒に考えて行くのが、一番良いのではないかと思うようになりました。

それで、10月から新規開講する「基本講座」の時間内に、時間が許す限り、シェディングの個別相談をお受けしてみようと決めました。

もし、シェディングでお悩みの方で、ホメオパシーでの対策にご興味・関心がある方は、ぜひ、10月開講の「基本講座」にご参加下さい。Zoom受講も出来ます。

京都ホメオパシー基本6回コース(木曜日)(10/10~1回目)Zoom受講可!|クラシカルホメオパシー京都 (chk-homeopathy.jp)

京都ホメオパシー基本6回コース(土曜日)(10/12~1回目)Zoom受講可!|クラシカルホメオパシー京都 (chk-homeopathy.jp)

なお、基本講座とは別に、みなさん、お一人一人のお困りごと沿ったセミナーを開催予定です。「シェディングについて考えてみる」ホメオパシー勉強会を、まずは、年明け1月13日(祝)からはじめてみようと企画中です。

授業見学会・入学説明会開催のお知らせ

2025年度「クラシカルコース(4年制・専門コース)18期生」募集 及び、新規開講の「アドバンスコース」募集にあたり、授業見学会・入学説明会を開催します。

『子供の健康を考える~予防とホメオパシー』と今月のレメディ『Alumina (Alum.)』

こんにちは、CHK荻野千恵美です。

11月4日(祝)に、CHKでは「子供の健康を考える~予防とホメオパシー」
というテーマでセミナーを開催させていただきました。
今回で、3回目の開催になりました。

教室参加の方、Zoom参加の方、どちらも、それぞれ15名ほど集まって頂き、
講師と参加者一体となって、ともに考える時間を過ごすことができました。

前半(10時~12時半)は、CHK講師の松本美紀さんが担当されました。
https://treeofchild.com/about/

美紀さんは「子供とお母さんの健康」をテーマに
母親の視点からの活動を長く続けてこられました。
彼女の関心は広く深く、東洋医学、自然療法、海外での様々な学びも経験されています。
ホメオパスとしても実力派で、大勢のお母さんたちからの信頼は厚いものがあります。

今回セミナーでは、子供の病気を「予防」という観点から
考え直すことから始まりました。
引き続いて、ワクチンの歴史、感染症の罹患者数の変遷、
公衆衛生との関係性などについて、
データに基づいた資料をもとにわかりやすく解説されました。

我が子を愛するお母さんの心には、心配や不安がわいてくるものです。
そして、不安は、いつの間にか、カチカチになってしまいます。
お母さんの、固い氷のような不安を、暖かく溶かしてくれる
お日様のような美紀さんに、元気をもらった方は多かったと思います。

午後からは私たち夫婦が担当しました。
CHK主宰の荻野が、子供の感染症へのホメオパシー的な対処法についてお話しました。
ホメオパシーのこと何も知らない方から、CHKを卒業して臨床をしている方まで、
すべての参加者の方がそれぞれに応じて納得し満足して頂ける内容だったと思います。

ホメオパシーには、大切な4原則があります。
1つ目は、類似の法則に基づくこと。だからこそ、根治を期待できるということ。
2つ目は、希釈浸透したレメディを使い、できる限り、単一で最少量を使うこと。
それは、人の一番大切な生命力に対するアプローチだからです。
3つ目は、部分ではなく、その人全体を見ること。
その人をまとめる生命力は、その時、その場で、ただ1つだからです。
4つ目は、個別性。同じ病的影響を受けても、それに対してどのように病んでいくか、
あるいは元気でいられるのかは、人それぞれ違います。その違いを大切にすること。
これらの原理原則をベースに、自分自身が体験したこと、ホメオパスとしての臨床で
経験したことをお話しました。

子供たちの健康への思いを込めてお伝え出来たのではないかと思います。

最後に私も、小児病で活用される植物レメディ6つについてお話をさせて頂きました。
専門コースでの授業と同じ、私のスタイルです。

まずは、レメディの原料となる植物の生息地、姿形、あり方の特徴、
特性毒性を画像などを使って知って、感じてもらいます。
そのあと、ホメオパシーのマテリアメディカ(薬効書)を見ると、
その植物の特徴が、そのまま、レメディの記述と重なるのがわかります。
そして、レメディと似た症状を持つ人がいれば、その人を健康な状態に戻してくれます。
これが、類似療法、ホメオパシーです。
人間の苦しみが、自然界の様々なものに表現されている・・・
不思議だと思いませんか?

朝10時から、昼食時間を挟んで、夕方5時まで。
長丁場のセミナーでしたが、皆さん、最後まで熱心にお付き合いくださいました。
参加者の皆様には、ただ感謝です。とても、楽しい1日でした。

さて、
今月は、酸化アルミニウムを原料とするレメディをご紹介します。
私のブログでも、ご紹介しています・


『Alumina (Alum.)』

アルミナは、酸化アルミニウムを原料とするレメディです。

酸化アルミニウムは、もともとは、ボーキサイトとして存在します。
ボーキサイトは、中国、ブラジル、インドなどの鉱山で産出されています。
鉄ばん土と呼ばれ、鉱物というより、
赤褐色をした、柔らかい粘土が固まったようなものです。
ボーキサイドからまずは酸化アルミニウムを作ります。
酸化アルミニウムは白い粉状のもので、陶器を作るときの粘土の原料にもなっています。
アルミニウムは、酸化アルミニウムから作られますが、
アルミニウムを作るのには、多量の電力が必要なため、
日本では、ほとんど作られなくなりました。

ボーキサイトがアルミニウムになるまでは、
以下のサイトがとても分かりやすく説明してくれています。
https://www.shisaku.com/blog/anatomy/post-113.html

アルミニウムが発見された当初は、電力が高価だったため、
粘土からできた「銀」として宝石の1つに並べられていました。
ナポレオン3世は、大切な客には金銀より、アルミの食器を使ったそうです。
https://diamond.jp/articles/-/268010

アルミニウムは、医薬品、建築のサッシや外壁、自動車部品、
貨幣(1円玉)、調理器具、食品添加物、飲料水の浄化剤など広く使われており、
私たちの生活にはなくてはならない存在です。
特性は、軽い、強い、耐久性が良い、加工しやすい、電気をよく通す、
光や熱を反射する、磁気を帯びない、熱をよく伝えることなどです。
その毒性は、中枢神経に現れます。アルミ二ウムが脳に過剰沈着すると、
言語障害、痙攣、行動異常、記憶低下、痴呆などとして現れます。
それ以外では、便秘、皮膚や粘膜の乾燥、発汗の減少などもあります。

また、酸化アルミニウムは、天然ではコランダム(金剛砂)として存在します。
極端に硬いので、金属やカラスの研磨剤として使われます。
コランダムに鉄やチタンが含まれているとサファイアとなり、
クロム化合物が含まれているとルビーとして存在します。
https://www.infonix.jp/genre/rough/stone/corundum/

CHK専門コースの授業では、原物質についての予習をして頂きます。
レメディ学習では、まず、調べてきていただいた情報を
ホワイトボードに書き込んでいきます。

それらを書き出して、みんなで、全体を眺めて、
原物質から立ち上がるエネルギーを感じてみます。

重い? 軽い?
乾いている? 湿気ている?
熱い? 冷たい?
寂しそう? にぎやか?

このレメディにマッチする人は、
世の中では、どんな立場や役割を果たしていそうかしら?
身体では、どんな症状で悩んでいそうかしら?

こういったプロセスを経た上で、マテリアメディカを開いてみると、
無機的とも思える症状の羅列が、生き生きと有機的に見えてきます。
レメディのもつ、様々な症状どうしが、不思議なつながりを見せ、
生きている一人の人間像として立ち上がってきます。
そこまで来たところで、身近な、誰かの顔が浮かんでくる人がいてくれたら、
授業は盛り上がり、レメディは記憶するべきものではなく、印象付けることができます。
アルミニウムは、私たちの生活のありとあらゆるところで使われ、
なくてはならない存在です。健康的な、Alum.の人は、
このようなあり方で、社会を支えてる大多数の人だと思います。
アルミニウムの特性は、軽い、強い、耐久性が良い、加工しやすい、
電気をよく通す、光や熱を反射する、磁気を帯びない、熱をよく伝えることなどです。

さまざま特技を持って社会を支えている人なのかも知れません。
ずっしり重い責任を背負った人ではなさそうです。

Alum.の典型的な精神症状の一つが・・・
MIND; CONFUSION of mind; identity, as to his
精神の混乱;自分のアイデンティティ
・・・です。

この症状が見られる場合は、かなり病んだ状態にあると思われます。
レパートリー(症状別レメディ検索辞書)ではこの症状には、
たくさんのレメディが並んでいますが、Alum.が一番強調文字で
記載されています。

酸化アルミニウムの白い粉は、陶器の原料です。
これから自分はどんな食器になるのか?何になるかは、作家さん次第です。

コランダムは、金剛砂とも呼ばれ、ダイヤモンドに次ぐとても硬い鉱物です。
純粋な状態では無色透明。硬いのが取りえで研磨剤の原料になります。
でも、含まれる物質によって、サファイアにも、ルビーにもなります。
どのような宝石になるかどうかは、同時に含まれる物質次第。

ナポレオン三世の時代には、酸化アルミニウムの白い粘土は加工され、
銀よりも高価なものになりました。
でも、皿になるのか、スプーンになるのか、はたまた宝飾品になるかは、
作り手次第。

アイデンティティの混乱。
私は、何?どうしたらいいの?
こういった精神状態では、自分をコントロールすることができません。
精神は、鈍くなってしまいます。
ぼんやりとして、決められたこと以外のことをするのに大変なストレスを
感じてしまいます。
何をするのにも、時間がかかります。
考えることが苦手で、記憶力も弱ります。

自我の不安定さは、時に自殺傾向に結びついたりして、
それゆえに、ナイフや血を異常に恐れたりします。

神経系のコントロールの喪失は、麻痺や運動失調、眼瞼下垂などの症状を起こします。

消化器系のコントロール喪失は、便意の感覚麻痺からくる便秘や食欲異常、
異嗜(通常は食べ物ではないものを食べようとすること)を起こします。
ジャガイモのようなでんぷん質の消化もうまくできません。

皮膚は乾燥しています。

乾燥していて、運動機能を失うというと、高齢者のイメージ。
精神が鈍く、記憶力が乏しいといえば、認知機能低下症。

高齢者だけかというと、意外に虚弱な未熟児にも使われてきました。

ホメオパシーの個人セッションにいらっしゃる方の中には、
壮年期の女性の方も、このAlum.を必要とする方が、結構いらっしゃいます。

主訴は、皮膚や消化器の問題だったりします。
でも、その内面にある乱れの中心が、このレメディを指示していることが
よくあります。

過干渉なご両親のもとで育った人。
親の望むような人間になることを強く押しつけられたような人。
子供時代に個性やアイデンティティを、親に押し込められてしまった人。

自分は本当は何をしたらよいのか?どうありたいのか?わからなくなっているような人。この状態がひどくなると、絶望感から、自殺衝動にまで行ってしまうこともあります。

インドの巨匠サンカランは、このレメディを、Aur.(金)やMerc.(水銀)同様、
Syphilis(梅毒)マヤズムに分類しています。
それは、人間にとってもっとも大切な希望というものを失っているからです。

海外在住で日本語でホメオパシーを学ばれたい方へ

現在、海外在住の方で、英語や現地の言葉ではなく日本語でホメオパシーを学びたいと思われたことはないでしょうか?
ホメオパシーの専門用語を理解したり、独特な表現を掴むには難しいと感じておられませんか?
クラシカルホメオパシー京都(CHK)では、海外在住の方にもホメオパシーを日本語で学んでいただけます。

CHKでは、日本での実績と経験のある日本人講師から、日本語で学べます

200年以上前にドイツから始まったホメオパシーですが、日本で、本格的に利用されはじめてから、さほど長くはありません。ようやく20世紀末から、日本でも専門校が出来はじめました。CHKは、2007年に設立しました。それより10年ほど前からあった既存のホメオパシー専門校には、限界を感じ、有志で立ち上げました。
ホメオパシー創始者であるハーネマンが著わした『オルガノン』に基づいた人材育成こそが何より大切だと考えたからです。私たちCHK講師は、この20年間ほど、日本でホメオパシーを実践してきましたが、『オルガノン』の理解が出来ていたら、必ず成果が上がることを実体験してきました。既存の専門校が伝えているホメオパシーには、メソッド(方法論的処方)を伝える場合が多いのですが、様々な個性的な人の健康回復のためには、メソッドよりも基本である『オルガノン』の理解をする方が先決であるとの確信を持つようになりました。それで、「クラシカルホメオパシー」と冠する学校を立ち上げることにしました。今年(2024年)、設立17年目を迎えました。
現在、常勤講師3名と非常勤講師4名(すべてCHK卒業生)が、専門コースの通常授業を担当していますが、全員、『オルガノン』の理解に基づいて数年(5年~20年)以上の実践経験を積んでいます。定期的に、講師や卒業生で集まり、一筋縄では行かないようなケースを持ち寄り、研鑽に努めています。

リアルタイム(Zoom)でも、動画受講でも、学べます

2019年末に始まったパンデミック以来、専門コースの受講生も大きく変化してきました。オンライン受講生の大幅な増加です。現在、CHKでは、専門コースも基本(入門)講座も、すべて、教室受講生とオンライン受講生(Zoom利用)の両方の方がおられます。場合によっては、オンライン受講生が大半で、教室参加者が、数名のこともあります。
CHKでは、パンデミック以前から、オンライン受講生を多く受け入れてきました。当初は、うまくいかないこともありましたが、特に2020年以降は、非常に安定したオンライン授業が出来るようになりました。北海道から沖縄まで、受講生がおられます。海外在住の方も海外出張中の方もリアルタイム(Zoom)で参加されはじめています。授業後にも、ご自身の都合が良い時に、マイペースで、授業動画を視聴しながら、学ぶ方も増えてきました。

専門コース4年間の全授業内容のデータベースを整えています

2021年以降、各学年ごとに、すべての授業内容(毎月の授業動画+授業資料)をデータ保存しています。受講生のみなさんの自宅学習のサポートを目的に始めたことですが、リアルタイムでの教室参加・オンライン参加が難しい方でも、いつでも自宅で、ご自身のペースで学びやすくなりました。
実際に、このデータだけを元に学ばれて、それをベースにケース実習も行い、卒業される方が、少しずつ増えてきました。もちろん、理解しにくい点があれば、個別指導の時間も設けています。

CHK基本情報

CHKは、4年制のクラシカルホメオパシーの学校です

〇基本方針
各学年毎の目的に応じたホメオパシーの基本と実践力を身に付けて頂きます。〇学習の進め方月に1度の週末(土・日)を利用(6+6時間)した講義ですから自宅学習が基本です。
自宅学習を進めやすいように、毎月の授業時に、ご自宅での課題をお渡しします。
また、年に2回、課題を提出して頂きます。
これが卒業資格の一部になります。ご自身の理解度の確認にもなります。〇学習内容

『オルガノン』に基づき、ホメオパシーの基本理論を学びます
原典『オルガノン』を中心にして各学年に応じたクラシカルホメオパシー教育を行います。

1年目はホメオパシーの基本理論全体と特に急性症状への対応について学びます。
2年目はホメオパシーの基本を深めながら、特に慢性症状への対応について学びます。
3年目は比較的シンプルなケース学習を通じてホメオパシーの基本理論を深めて行きます。
4年目は、3年間で修めた基本をふまえて、複雑なケースにも対応できるように、ホメオパシーの理解を深め、実践力を身につけて行きます。

≫ ホメオパシー専門コースの詳細

〇国際セミナー開催(毎年1回/2日間または3日間)

クラシカルホメオパシー京都では、2007年設立以来、ほぼ毎年、世界での実績と実力のあるホメオパスをお招きして「国際セミナー」を開催しています。
在校生のみなさんはもちろん、日本でホメオパシーを学んでおられるすべての方に、世界レベルのホメオパシーを実感して頂きたい。より高く広く深いレベルに進んで頂ければという願いを込めて、開催を続けてまいりました。今後も継続してゆきます。

≫ 国際セミナーの詳細

3つの基本理念

  1. 「”患者”の立場」で立ち上げる”場”
  2. 「”原点”から学び、考えを深められる」”場”
  3. 「人間の内面への旅」を経験する”場”

≫ 3つの基本理念の詳細

CHKは、設立して17年目を迎え、卒業生は、約90名

2024年3月末現在で、CHK卒業生は、90名を越えました。まもなく100名に達します。
全員が、プロとして活動しているわけではありませんが、時代とともに、自然療法ホメオパシーを求める方も年々増えています。卒業生の活動も個人健康相談を基本に、入門セミナーやセルフケア講座を実践することが、増えてきました。みなさん、自分に合ったスタイルで、ご自身のペースで、ホメオパシーの啓蒙と実践経験を積んでおられます。卒業後のフォローもCHKでは、力を入れています。

学校案内請求・ホメオパシー専門コースお問い合わせ

学校案内

ホメオパシー専門コースご入学希望の方や、
学校案内、詳細情報をご希望の方はこちらからお問い合わせ下さい。

よくあるご質問もご覧下さい。

学校案内、ならびにホメオパシー専門コースのお申し込み書は、
下記からもダウンロードしていただけます。




2日以内に返信がない場合は、お手数ですが、
CHK事務局までご連絡下さいますようお願いいたします。

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『2024年 第16回 CHK国際セミナー』(荻野千恵美)

今年も、9月14日15日の二日間にわたって、
国際セミナーを開催することができました。

コロナ禍以前は、大きめの会場を借りて、CHK全学年の生徒さんだけでなく、
CHKや他校の卒業生、がそろって受講する、お祭りにも似た行事でしたが、
最近は、オンライン(Zoom)受講が中心となりました。
すこし寂しいですが、北海道から沖縄までの生徒さんたちが自宅でリラックス
して学べるようになったのは、やはり喜ばしいことなのでしょう。

国際セミナーの講義をジェレミー先生にお願いするのは、2017年から今回で5回目。
https://www.chk-homeopathy.jp/past-international-seminar

先生のセミナーは、長年ホメオパシーの臨床や学びを続けてきた人から、
今年初めて国際セミナーを受ける初心者まで、すべてを満足させてくれます。
セミナー後には、今年入学したばかりの1年生の生徒さんから
「すっかりジェレミー先生のファンになりました。」というメールをいただきました。

ジェレミー先生が、ホメオパシーの知識レベルの違う人たちをすべて満足させ、
ファンにまでさせることができるのは、なぜでしょうか?

私は、先生のホメオパシーが、豊かで力強いからだと思っています。
それは、ホメオパシーの土台がしっかりしているから。
その土台は、先生がいくつものレメディをプルービングし、
新しいレメディを誕生させてきた経験の積み重ねによるものだと思うのです。

今回のセミナーで「プルービングに時間を費やさない指導的ホメオパスたちの
多くは、論理によってホメオパシーをとらえようとしすぎてしまう。
プルービングがないとホメオパシーはドライになってしまう。」と
おっしゃった先生の言葉は、私の心に響きました。

今回は、ホメオパシーの4つの原理、「類似の法則・最小投与・個別性・全体性」
を「火・風・土・水」の四大元素を使って、これらを処方の際、いかに有機的に
考慮していくかについて、オルガノンの具体的な個所を示しながら教えていただ
きました。

不思議ですが、イスラエル人のジェレミー先生から、ドイツ人医師のハーネマンが
作り上げたホメオパシーを、学ぶとき、私はいつも、東洋的な静かで深い知恵を
感じます。
その感覚は、先生の講義を受けるたびに、私の喜びとなっています。

今回は、会場となった四条教室で、先生がプルービングをされた希ガスのレメディ
の本を販売させていただきました。
“Helium” “Neon” “Argon” “krypton” です。

私もジェレミー先生が主催されたダイナミススクール・JAPANの生徒として、
2020年にプルービングに参加しましたが、あの体験を受け取め、まとめるのは
大変厳しいものです。

数十人の人に現れた膨大な症状を整理・統合し、
1冊の本にするのには、数年間かかるそうです。
1冊の本にまとめたところで、初めて新しいレメディは誕生します。
新生児のように、多くの人を助ける旅をスタートさせ、次第に成長して行きます。

今回のセミナーは、長く学んできた参加者の方々にとっては、
ホメオパシーのすばらしさの再発見であったのではないでしょうか。
そして、まだ学び始めたばかりの人にとっては、これからも頑張って勉強しようと
いうモチベーションアップになってくれたと思います。

先生には、ただ感謝です。そして、毎回のことですが、このセミナーを企画して
くださる吉川真希さんと素晴らしい通訳をしてくださる藤崎智子さんには、大感謝です。
お2人のご尽力によって、このセミナーを開催することができました。

本当にありがとうございました。

今月は、ダイナミススクールで学んだとても珍しいレメディをご紹介します。
私のブログでもご紹介しています。

2022年1月24日に投稿した文章からの抜粋です。


ARGON(Arg./アルゴン)

日本でのダイナミススクールは、2019年のゴールデンウイークに始まりました。
そして、2022年1月9日の授業で、最終日を迎えました。

最後の授業で教えていただいたレメディが、ARGON(Arg./アルゴン)でした。
このレメディは、先生がプルービングをし、誕生させた新しいレメディです。

原子番号18
最外殻電子が8個のこの元素は、化学反応を起こして他の元素と結合すると
いうことをしません。希ガスと呼ばれているものです。

20~30年ほど前から、ホメオパシーの世界では、元素周期律表は、人間の発達
段階のレプリカであるという考え方をします。
https://www2.nhk.or.jp/kokokoza/watch/?das_id=D0022150069_00000

ジェレミー先生は、レメディを理解するときのツールとして周期律の考え方を
大切にされますが、とりわけ希ガスについての理解を重要視されていて、
ダイナミススクールでは、いくつもの希ガスのレメディが、
プルービングされています。

私たちは「希ガスは、その列の完全な姿であり、次の列への橋渡しである。」
と教わりました。

アルゴンは、周期律第3列のレメディです。
第3列は、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、シリカ、燐、硫黄、
塩素、アルゴンという順序で元素が並びます。

第3列のすべての元素は、ホメオパシーでは、子供の発達段階に相当し、
人間関係・アイデンティティ・世話・養育といったテーマに関係があると考えます。

1番目のナトリウムNAは、アイデンティティがまだ育っていない感覚。
誰かを頼って、その人と一つに強く結びつきたいという、強い依存心。
まるで、母親に依存しきった乳幼児のように。

マグネシウムMGは、親からの愛や世話を望みながらもほとんど得られない依存。
そこには怒りや苛立ちをともないます。
100年前の米国のケント博士は「Mag-c.は孤児のレメディ」と称しました。

アルミニウムALは、もう少しアイデンティティは育ち始めているものの、
まだ十分ではなく、混乱状態の中にある。

シリカSIはこの列の中央あたりに位置する、お姫様のような存在。
周期律表の真ん中の高いところにいる(ホメオパシー的周期律では)ので、
他人の評価が気になって仕方がありません。恥ずかしがりで頑固です。

燐Pになると、エゴが育ち完成し、依存してきた家族から離れて、
友達を探しに外に出ていきます。

硫黄Sはエゴのレメディ。家族なんて、ばかばかしいと我が道を行くやり方で進みます。

塩素CLは依存していた人の愛情を得られず、悲しみと恨みを持っている。

人間の成長で例えると、第3列は生まれて、家庭や地域、学校で養育や教育を受ける
段階に相当します。

次の4列になるといよいよ社会に出ていき、仕事をして役割を担う段階となります。

アルゴンAGは第3列の最終段階で、次からは第4列に移っていくという位置にいます。
保護者に守られ自己を育てるというテーマにおいての完成形です。

子供の世界の理想の姿をイメージすることもできます。
ネバーランドという夢の国の住人のスーパーヒーロー、ピーターパンが
イメージキャラクターです。
彼は魔法の国に住んでいて、空を飛ぶことができます。
ウェンディと恋に落ちますが、何もしません。
永遠に子供の世界にいる人なのです。
ネバーランドでは、海賊のフック船長が悪者です。
彼は、ワニに足を食べられて義足です。
そして、そのワニは時計も飲み込んでしまいました。
フック船長は、時計の音を聞くと、ワニがくるといって怖がります。
時間を知らせる時計をワニが飲み込んだというのが、とてもアルゴンらしいです。
時間は、あらゆるものを古くしてしまうもの。子供を大人にしてしまうものですから。

アルゴンの人は、社会に出て、結婚して、職場や家族への責任を負うことを拒みます。
時間を止めたい!
子供時代にしがみつこうとします。

アルゴンという名前はギリシャ語の「怠惰」「不活発な」というところからきています。
化学反応をおこさない性質からそのような名前が付いたようです。
アルゴンは、他の元素と結びつかないので、酸素とも結びつくことがありません。
ですから酸化しない物質。
保存剤として使われていたようです。
古い電球にはアルゴンが保存剤として使われていました。

アルゴンもダイナミススクールでプルービングしていますが、「電球の中にいる。」
「私が光っていると言われ続けた。」という感覚をもったプルーバーもいたようです。

プルービングから得られた情報のごく一部が紹介されました。
高いエネルギーと疲労。
干からびた喉の渇き。
頻繁で多量の排尿。
緊急で突然の下痢、爆発的かもしれない。
一人になりたい。
穏やか。
完璧主義。
真実にまっすぐ。
垂直の結合VS水平な不活性
自分は完璧なのでほかのものと混じることはない。
完成した感覚。
食べ物も何もいらない。
クリームをなめた猫のような満面の笑み。
致命的なことはおこらず、うまくいく。
損失、事故も大丈夫。
すべてが霜の花におおわれているよう。
色と美しさの理解が深まった。
霧に包まれた山のそばのプールでの魔法のような泳ぎ。
誰かが私に面白い冗談を言ってくれた。
私は笑いながらヒステリーを起こしそうになった。
暖かく安全なものに包まれていたい。

最後に、ナットムール(Nat-m.岩塩)である程度よくなったけれど、
治りきらない3歳の男の子のケースを紹介していただきました。

夜通し乾いた咳をする子。
尿を我慢する。
欲しいものを言わない。欲しがらない子。
赤ちゃんの時は、おとなしく、静かな子で要求しなかった。
1歳半でしゃべる賢い子。
幼稚園では、仲間に入っていかない。
同年代の幼児は苦手で、大人のほうが好き。
音楽好き。
口は達者でウイットに富む。
混ざったものが嫌で、強迫観念的に片付ける。

ナットムール200cからアルゴン200cに変えると、症状は良くなり、
心を開いて、幼児たちとも遊ぶようになったそうです。

ナットムールの原料は塩化ナトリウムNacl。
第3列の1番目のナトリウムと7番目の塩素の化合物です。
ナットムールは、どちらもイオン化傾向の強い元素のナトリウムと
塩素が結びついて、完璧になろうとするもの。
一方、アルゴンは、単独で完璧な存在。

似ているけれど・・・どう違うのでしょうか?

ナットムールは、完璧でない関係への悲しみであるのに対して、
アルゴンは完璧な愛への悲しみ、だというお話でした。

どちらも、閉じている人。とても似ていて、でもずいぶんと違う。

ホメオパシーって面白いなあ~

そんな気持ちにさせてもらえる学びでした。

過去に実施してきた国際セミナーのページ作りました

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国際セミナー|クラシカルホメオパシー京都 (chk-homeopathy.jp)

CHKでは、2007年の学校設立以来、海外の実績と実力があるホメオパスを招聘して、在校生向けおよび一般公開してのセミナーを開催してきました。2020年~2023年までは、パンデミックのために、オンライン開催となりましたが、受講生にとって、なくてはならない大切な時間になっています。

今年2024年9月にも、無事に開催終了したところです。