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『急性病と慢性病』~CHK主宰・新年メッセージ
『急性病と慢性病』
新年明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします
ホメオパシーには、通常医療とは全く違う病のとらえかたがあります。病を「急性病」と「慢性病」にハッキリ分けて考えるところです。
急性病は、明確なキッカケから始まり、苦しみを伴う強い症状のピークを迎え、やがて終わるというプロセスで進みます。終わり方には2つあり、治癒か又は死です。
慢性病は、キッカケがあいまいで、本人が自覚しにくいままいつの間にか進行し、気づいた頃には悪化は進んでいて、死ぬまで進行を止められない厄介なものです。
これが、200年ほど前に、ホメオパシーの創始者ハーネマンが、『オルガノン』に著した病のとらえかたです。
昨秋9月に、CHK国際セミナーで、世界的ホメオパス/ジェレミー・シェア先生からは、一段と深い病のとらえかたについて教えて頂きました。
それは「急性病は、慢性病を癒やすものである。」というものです。
にわかには信じがたいことでしょうが、皆さんはどう思われますか?
実は私は、ジェレミー・シェア先生の同じ内容の講座を10年前にも受講したことがありました。
当時も素晴らしい内容で、すごいなあと感動したのを覚えています。
あれから10年が経ち、今回2回目の受講をして、もしかして、この急性病と慢性病のことは、自分に起きた大病にもあてはまるのではないかと思い始めました。
私は、27年前、39歳の時に、突然、脳出血で倒れ生死の境をさまよいました。
当時は、大学卒業後から勤めていた会社に馴染めず、しばしば辞めたいと思いながら、やり過ごしていました。真面目には働いていたものの、自分らしい生き方じゃない、何か違うと感じるような不完全燃焼の毎日でした。そんな日が15年も続いた頃、これ以上、自分を偽り続けるのは無理ではないかとふと思った直後、脳出血で倒れました。
大病からの復帰は長く辛く苦しく、簡単なものではありませんでしたから、ジェレミー・シェア先生のお話は自分のこととはすぐには結びつきませんでした。でも、よくよく考えてみたら、あの脳出血は急性病ではなかったのではないだろうか?と気付くことになりました。脳出血になったことで、会社生活から離れることが出来ました。今は、その後出会ったホメオパシーに邁進し、毎日を生き生きと生きることが出来ています。
60代半ばを過ぎて、かつての会社の同僚たちの多くが、検査や薬のお世話になっています。一方、壮年期に大病した自分は、気楽な日々を過ごせています。
今回、2回目の「急性病と慢性病」の話を聞いて、ようやく、自分は脳出血という急性病によって慢性病から開放されたと思えるようになりました。このことに気づくまでに、発症から、何と25年以上も掛かりました。
みなさんは、どう思われますか?