今月の活動

2014年9月授業(3年生)

9月6日(土)荻野千恵美講師・野村講師

今日は、オルガノン学習とレメディ学習とケース学習をしました。

オルガノン学習は、先月に続いて“Remedy Reaction”(§167~171)の箇所を読みました。
ここは、最初に類似性の高くないレメディを選んでしまった際の、具体的な対処法が記してある
実践的な単元です。
対処法も大切ですが、ホメオパシーの基本である微量投与の重要性が述べられています。
現在、実習を進めている3年生にとってタイムリーな内容だったと思います。

レメディ学習は、鉱物系レメディAnt-c.を学びました。
このレメディは、不思議なことに、月の影響を受けやすいセンチメンタルな方にマッチするものです。
精神面では多感で夢見るようなところのあるナイーブさが特徴です。でも、ナイーブ過ぎる故に人間関係は苦手なタイプです。身体面では皮膚と消化器が乱れやすいことが多いようです。

ケース学習は、講師がかつて経験したケースを10枚程度に要約したものを、皆で考えて行きました。
癒すべき点を明確にして、特徴的な症状をピックアップして、候補レメディから、たった一つのレメディに絞り込んで行く。
みなさん、ケースに対するこの一連の取り組み方は随分と慣れて来ました。これから卒業まで、残り半年程度になりました。それまで、このケース学習を続けて行きます。

オルガノン要約(抜粋)

§167 不完全にマッチするレメディを処方してしまった時、それが急性病の場合は作用を完遂させてはならない。また、レメディが作用している内は患者を放っておいてはならない。変化した状態を調べ、残った本来の症状と新たに発生した症状を結びつけた新しい症状像を見なければならない。

§168 その症状像に類似したレメディが見つかれば、かなりの治癒が図れるだろう。
そしてそれを繰り返すことで健康に近づいて行く。

§169 レメディの候補が二つある場合、優れた方を投与した後は、もう一つのレメディを無批判に投与してはならない。新たな症状像に対してレメディを選び直すこと。
(注)この二つのレメディを同時に投与してはならないのは言うまでもない。

§170 上記の二番目のレメディのことは一旦忘れ、新たに症状を取り直すこと。


9月7日(日)中村裕恵特別講師

中村講師による解剖生理学の授業でした。3年生中心に全学年の希望者が集まり、にぎやかな講座になりました。質問も活発に出て活気がありましたが、学年を越えた交流もあり、楽しい一日になりました。
次回は、年明け1月の予定です。