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2018年4月授業報告(1年生~初級コース)

菜の花小

4月28日(土)29日(日)

いよいよ、新たに専門(初級)コースが始まりました。
京都・奈良・滋賀・岡山・名古屋・東京から、ユニークなメンバーが揃いました。積極的に発言される方が多く、楽しいクラスになりそうです。

今月は、「オリエンテーション」「ホメオパスの役割とは?」「健康・病気・症状について」 「今月のレメディ学習(Acon.Bell./Arn.Calen.)」「オルガノン学習(§4~6)」を学びました。

 

「ホメオパスの役割とは?」

CHKの授業では、ホメオパシーの創始者ハーネマンが著した『オルガノン』を授業の中心に据えて、出来る限り基本に忠実に学びを深めて行きます。

初級コース(1年目)では、§1~70までを学びます。
最初の授業では、§1から§3までを精読するところから始めました。
この単元は、ハーネマンが、ホメオパス(真の療法家)が目指すべき点をハッキリと示し、そのためにホメオパスは何をしたら良いのかを述べている導入部分です。

ただ本文を読んだだけでは、ピンと来ないので、講師が経験したケース(事例)を材料に理解を深めて行きました。
ケースを材料に、オルガノンの本文の意味を読み解きながら、これからの学びの全体像に触れつつ進めて行きました。最終的には、実際にホメオパスが果たす役割(クライアントはどう病んでいるのか?を理解することと、それに適したレメディの提案までをどう進めてゆくのか?)を疑似体験してもらいました。
これから何を目指して、どこに集中して学んだら良いかは、分かったと思います。

ハーネマンは、オルガノン§1で、ホメオパスの使命は「病んだ人」を健康にすることであると述べました。当たり前のことが書かれているように思われるかも知れませんが、この一文には、深い意味が込められています。
§2では理想的治癒の定義をしています。速やかで穏やかで持続的で全体的な回復を目標として設定しています。
その上で、§3では、§1と2を実現するために、ホメオパスが学ぶべきこと、同時に実際のケースに向き合った際に、なすべきこととして記してあります。
(参考)オルガノン要約(抜粋)§1~3

§1 真の療法家の唯一の使命は病める人の健康を回復することだけである。
§2 理想的な治癒とは、明確な根拠に則り、短期間で、無害で、速やかで穏やかで持続的で全体的な回復のことである。

§3 真の療法家は次のことを明確に認識・知覚・洞察していなければならない。
これが出来る人が真の療法家である。
1.病気の認識と兆候の読み取り=個々の症例で何が癒されるべきか?について
2.レメディの治癒力に関する知識=個々のレメディの治癒力は何かについて
3.レメディの選択と適用とその正しい投与法=投与量と反復方法について
4.個々の症例で治癒を妨げているものは何か。どうすれば取り除けるのか。