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2016年6月授業報告(3年生~上級コース)

人体図

6月4日(土)・5日(日)

今月は、「先月のレメディ復習」「レメディ学習」「ケーステイキング実習」「基本原理~2回目の処方について」「古典的ケース学習」を学びました。

 
「ケーステイキング(セッション)実習」

ある生徒さんから、現在進行中のケース実習(スーパーバイズ付き実習)の内容を皆さんにシェアしてもらいました。それを題材にメンバー全員で考えて行く授業になりました。実習した生徒さんが、自分の反省点を、そのままシェアしてくれたおかげで、とても具体的な学びになりました。

それは、セッション時に全体に表面的にさらっと聞き過ぎてしまい、ケースを充分に深めることができなかったという反省でした。


ハーネマンは、オルガノンで、とても綿密にセッション時の心構えを記しています。講師からは、その該当箇所の紹介だけをしました。

 

オルガノン§83(要約~抜粋)
何よりも個々のケース(症例)を”個別化”したものとして捉えることが大切である。
そのためには「偏見を持たないこと」と同時に「健全な分別を持つこと」が求められる。

 

皆で色々話し合う中で、今回の反省のポイントは、「偏見なき観察者であろう」と、し過ぎたために、これは!という突っ込み処をスルーしてしまったのではないか?という点でした。今後は、同時に「健全な分別を持つ」ためには、どうしたらいいのだろうか?ということについて、様々話し合いました。

自分たちで、問題点をとらえ、今後の課題までたどり着きました。とても学びの多い授業だったと思います。

各メンバーの今後の成長が楽しみです。