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2017年7月授業報告(1年生~初級コース)

flowering Pulsatilla halleri

7月22日(土)23日(日)

今月は、通学生の一部の方も一日だけスカイプでの通信受講をすることになりましたが、受信状態も安定していて、教室にいるのとさほど変わらない授業が受けられたようです。
授業では「先月のレメディの復習」「オルガノン学習(§30~42)」「レメディ学習3つ(Phos.Puls.Calc.)」「ホメオパシー基本原理(罹病性)」について学びました。(画像はPuls.)

授業を始める前に、他の学年同様に、お一人ずつに自由にお話しして頂きました。学習に関する質問よりもご自分や身近な人の個別相談の内容が多くなりました。初級コースは、日常での身近な人の健康管理(急性的なもの)をすることが主目的ですから、実践を通じて、自分のものにして行ってほしいです。今後も続けて行こうと思います。

 

「ホメオパシー基本原理(罹病性)」

最初に、ホメオパシーに関する基本概念(ホメオパシー固有の考え方など)の一覧を手渡ししました。今月は、その中から、罹病性(感受性)をメインにして、関連したもの(アフィニティー、モダリティー、ポラリティー、エキサイティングコースなど)について、一緒に考えて行きました。

罹病性(感受性)は、ホメオパシー的健康観の中心をなすものの一つです。罹病性(感受性)とは、病へのかかりやすさという意味です。

本来、罹病性(感受性)とは、病的なものでも心身の乱れでもありません。生体組織が環境からの刺激に対して、固有の反応をしているものであり、生命が自らを守り維持して行く際には、なくてはならないものです。

ホメオパシー的健康観では、病の原因は外部(細菌やウイルスや苦手な人)にあるのではなく、自分の内面(病への罹病性)にあるものと考えます。外部にあるものは、病に導く誘因や要因ですが、原因ではありません。病の真の原因は、自分の内面にあります。
ホメオパシー療法とはその人の罹病性(感受性)を探すことです。そして、病に対する罹病性(感受性)を減らしてゆくことであり、そのための自己改革を促すことが目的です。

 
クラスの皆さんがよく質問やご自分の意見を話されるので、2日間を通じて、とても楽しい時間が共有出来ました。

私達講師は、楽しく笑っているうちに、いつの間にかホメオパシーが身に付くような学校を目指して来ましたが、その実現も近いのかも知れません。今後が楽しみです。