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2017年10月授業報告(1年生~初級コース)

Staph.画像2

10月28日(土)29日(日)

今月は「先月のレメディの復習」「9月の国際セミナーの復習」「オルガノン学習§52~60」「今月のレメディ学習(Lach. Staph. Merc.)」を学びました。

今回の授業では、遠くの方に、授業見学ということで参加して頂きました。
1年生の通信生と一緒に、数名の方がスカイプ受講をされました。通信受講者が5~6名程度なら、臨場感のある授業を受けて頂けることも確認できました。(画像はStaph.)

 

「今月のレメディ学習(Lach. Staph. Merc.)」

Lach.は、南米の蛇から調整されるレメディです。欧州では古くから、女性の生理の問題(特にPMSなど)や循環器の不調によく活用されて来ました。
性分・性格的には、嫉妬深く、疑り深く、多弁で興奮しやすい人に適しています。
疾病の始まりが猛烈に速いことも多く、痛みは激しく、極度に疲労したりします。特徴的な点は、締め付けられるような感覚(喉・体幹)があることと、排出で好転することです。
授業は、動きのある動画を紹介しながら、蛇特有のエネルギーを感じてもらいました。
生徒さんたちの身近な人にも、このレメディの全体像に近い方がおられるようです。

 
Staph.は、日本名・飛燕草(ヒエンソウ)から、調整される植物レメディです。
最初に、前日学んだ動物レメディ(Lach.)特有の質感と、今日学ぶ植物レメディの質感との違いや特徴を考えるところから、始めました。

次に、飛燕草の生育している画像をご紹介しました。
植物のレメディは、その生き方通り、周りにとても敏感で、環境に適応して行く傾向が強くあります。Staph.はその典型で、超敏感ゆえに環境から大きく影響を受けてしまいます。Staph.の人は、外部のちょっとしたことに敏感で、それに対して不快感を抱きやすく、内面で憤りを感じやすいという特徴があります。問題はそれを表面に出さないで抑制し過ぎることから起きやすいです。強い自己コントロール・抑圧された感情から病気になりやすい方に適しています。特に他人の無礼に敏感です。身体面では、震えを伴う神経疾患・歯と泌尿器の問題・触られることに過敏・性交後の膀胱炎・手術後の不調などによく使われて来ました。

 

Merc.は、水銀から調整される鉱物レメディです。
このレメディも映像を見てもらうことから始めました。
とても特徴的な金属レメディで、重金属にも関わらず、常温で液体です。
一般生活では、温度変化に敏感に反応して体積を変える特性を生かして、体温計・温度計として使われて来ました。医療分野では、毒性が強いにも関わらず、15世紀くらいから、梅毒の治療に利用されて来ました。(水銀の毒性は、梅毒様の症状と似た症状を引き起こします。)
天然には,辰砂HgSという火山性鉱物の空洞内に,液体の形で含まれていたり,加熱して遊離させたりして抽出します.純度の高い辰砂は非常に綺麗な赤色を呈しています。