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2017年12月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

モクレン小

12月2日(土)3日(日)

4年生は、卒業まであと授業回数は、3回になりました。

今月は「先月のレメディの復習(Adam.)と周期律(第1~2シリーズ)」「ライブセッション実習」「ケース学習」「鉱物レメディと周期律について(第3シリーズ)」「今月のレメディ学習(Am-c.)」を学びました。

 
「ライブセッション実習」

外部から、一般の希望者にお越し頂き、生徒さんがセッションして、皆でケースを分析し、シングルレメディを選ぶ実習をしました。
今回は、5月に引き続き2回目の実習になりました。一部分は講師がサポートしましたが、ケーステイキングからレメディ選びに至る一連の流れが、ぐっと確実なものになって来たと思います。

事前準備として『オルガノン』§83~99までを、再度おさらいしました。
この単元は何度読んでも、新たな発見があります。ハーネマンがケーステイキングを本当に大切にしていたことがよく現れています。ホメオパスが偏見なく人をみるための具体的な知恵が詰まっています。ホメオパシーに限らず、200年以上前に記されたこの内容を実行できたら、一流の療法家といえるのではないかと思います。

2人の生徒さんがホメオパス役になり、ケーステイキングを進めて行きました。それを終えた後に、講師が補足的に確認をしてセッションを終えました。とてもオープンにお話しして頂けケースがよく取れました。
4年生全員で、「ケースの理解」を進めて、ある一つのレメディに決定しました。おそらく、このレメディで、クライアントの健康度は上がるだろうと思われます。

4年生は、授業後間もなく、年明け1月の授業でフォローアップの1回目をすることも自主的に決めました。4年生は、全員が、卒業を間近に控えて、静かに燃えているようです。

 
オルガノン§83~99抜粋要約

§83 症例を”個別化”したものとして捉えるためには・・・
A)偏見を持たないこと。
B)健全な分別を持つこと。
C)症状像を注意深く観察すること。
D)忠実に記録すること。

§84 セッションでの心構え:
A)感覚器官を総動員して、
B)クライアントに起こった変化と異常を
C)クライアントと同じ表現で、
D)全てを、
E)正確に記録する。
F)自分は黙ったままで、クライアントと家族に話をさせる。
G)話をさえぎってはならない。

§86 クライアントが話したいこと(症状)を全て話したらそれを質問で具体化していく。例)「いつからその症状が始まりましたか?」「どんな痛みですか?」

§87 「はい」「いいえ」で答えるような質問はしてはいけない。半分しか本当でないときもどちらかにしなければならないから。即答できるような質問も良くない。クライアントが誤ることもあるから。

§88 症状の全体像を得るために、足りないところは一般に使われている言葉で質問しなければならない。
(注)例)「便の出はどうですか?」「昼間や夜の睡眠はどうですか?」「心の状態、気分、思考力はどうですか?」「一番おいしい食べ物と飲み物は何ですか?」

§89 唯一信頼が置けるのはクライアントの言葉のみである。クライアントの話すことに全幅の信頼を置くこと。