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2017年5月授業報告(4年生~プロフェッショナルコース)

人体図

5月6日(土)7日(日)

今月は「先月のレメディの復習」「オルガノン学習§196~203」「ライブケース実習」「古典的ケース学習」「レメディ学習」を学びました。

 

「ライブケース実習」

面識のない一般外部の方のライブケースの実習授業をしました。

今回は、ホメオパシー基本講座の受講者から希望者を募り、お一人の方に4年生の授業にお越し頂きました。そのゲストクライアントに対して、4年生の生徒さんがセッション(ケーステイキング)する実習です。

今回は、ホメオパス役(生徒)は2人1組になり、ケースを受け取って行きました。それで、一旦前半を終え、後半は、実習授業担当の野村講師がさらにケースを深めて行くという2段構えのスタイルで進めました。

2人の生徒さんのセッションの進行の仕方はかなり良く、しっかりケースの全体像が取れていました。まだ実習を始めて間もない時期にも関わらず、レメディを選ぶだけの材料が揃うところまで来ていました。ここが一番大切な点です。
後半の野村講師のセッションは生徒さん達の目標になる内容で、ケースの本質的な点を深めて行きました。
ゲストクライアントは、この2回に渡るセッションを受けただけで、かなり癒されたように感じました。

生徒さんの現状のレベルと講師のレベルを両方を目の前で経験することで、生徒さん個々人にご自身の課題をハッキリ理解してもうのが、今回のライブケース実習での一番の目標でした。

 
かつて、ジェレミー・シェア先生(今秋にCHKに招聘する予定の世界最高峰のホメオパスの一人)は、セッションとは、次のようなものだと言われました。
セッションとは、クライアントとホメオパスがダンスをするようなものである。また、日本の茶道に似て「一期一会」の出会いのようでもある。セッションとは、動的な瞑想のようなものでもある・・・と。

「今この一瞬」での人との出会いを共有するのが、ホメオパシーのセッションの意義です。その人丸ごとを受け容れるための大切なプロセスです。

 
今回、この貴重な経験を与えて頂いたゲストクライアントには深く感謝しています。

欧米やインド・オーストラリアなど、ホメオパシー先進国では、一般市民を対象にした学生による実習セッションを実施しているところも多いようですが、日本では、まだまだ夜明け前といったところでしょう。すべてはこれからです。

今後もこういうゲストクライアントとの出会いを大切にした実習の機会を増やして行けたらと願っています。