今月の活動

2012年8月(1年生)

8月25日(土)荻野千恵美講師

オルガノン学習から始めました。今回は、§18~24レメディとは何かについての単元です。
ある生徒さんから、最初、ハーネマンは身体中心のプルービングをしていたのではないか?という質問がありました。とても良い質問だと思います。オルガノンをもとにして、実際は最初から精神・感情を重視していたことを理解をしてもらいました。

レメディ学習は、Arg-n. Ign. Sep.の3つです。(写真はSep.)
特に、Sep.(セピア/コウイカ)の動画をご紹介して質感を伝えましたが、それが分かりやすかったようです。

オルガノン(要約~抜粋)

§18 適切なレメディを指し示す唯一のものは、付随的要因を含む症状の全体像である。

§19 病とは”健康状態”が変化したもの。治癒はその逆である。
レメディは、感覚と機能を基盤とする人間の”状態”を変化させることができるので、病を癒すことができる。

§21 レメディは健康な人間の状態を変化させ、いくつかの特定の症状を生じさせるものに他ならない。レメディがどのようなエネルギーを持っているかはプルービングの情報だけをよりどころにしなければならない。健康な状態からある特有な症状に変化させる効力をもったレメディが、その症状を持った人を本来の健康な状態に戻すことができる。

§22 レメディとアロパシー薬:薬もレメディもある種人為的な病気の状態を作り出す。そして、類似か反対の症状を生じさせることで治癒を達成する。もちろん類似のものによってより効果は出るのだが・・・。類似でも反対でもない薬の適用の仕方がアロパシーのやり方である。
   
§24 ホメオパシーのレメディは病気の総体・全体像に類似した症状を起こすことができる。多くの中からそういう一つのレメディが求められる。

8月26日(日)野村講師

ホメオパシー哲学(原理)の授業は、講師からの一方的なものにならないように、生徒さんの考えを引き出すようにして、共に考えながら進めることを心掛けています。

講義の前半は、「全体像(症状の総体)とSRP」についてです。
ホメオパシーと「アロパシー・アンチパシー」との大きな違いは、その人の全体をみるか、部分を見るかです。ホメオパシーがホリスティック(全人的)と言われるのはこのためで、通常医療のように眼科や耳鼻科や皮膚科などに分けることはできません。

「全体像」はなかなかとらえにくい概念です。
どのような刺激であっても、人間は「存在全体」が変化しますから、ホメオパシーは「全体像(精神・感情と身体症状)」をみるのです。

このことを導入にして、オルガノンの該当個所から講義を進めて行きました。

後半は、「ヘリングの治癒の法則」についてです。
ホメオパシーの哲学・原理の講義には、比喩での説明が伝えやすいものです。
「ヘリングの治癒の法則」については、100年前のアメリカの名ホメオパスケント博士が解説した「病と治癒の状態」を「国家と中央政府の関係性」の例を使って治癒のメカニズムを見事に解説しています。そのモチーフを使って、日本の明治維新の例などあげてみました。
人の健康について起きることはこの人間社会の歴史の中にも類似した例が見受けられます。

オルガノン(要約~抜粋)

§153
SRP(奇妙な、特有の、異常な、まれな、特徴的症状)だけに目を向けても良い。ありふれた症状は注目には値しない。特徴的な症状に注目すること。