今月の活動

2011年6月講義(1・2年生)

6月18日(土)野村講師

「プルービング」について、1・2年合同授業をした。

例年、あるレメディ(あるいは原物質)を実際に摂って、生徒さん自ら、プールービング(簡便的に)を体験してもらって来たが、今回初めて、2学年合同でこの学習を試みた。

目的は2つあった。

一つは、プルービングはより多くのメンバーでした方が、良い情報が得られると考えられること。
もう一つは、在学中の3年間のうちに、2回は経験しておいた方が、ホメオパシーへの理解がより深くなると考えられること。

そして、私たち講師陣も、毎年プルービングの体験授業を重ねる毎に、ホメオパシー全体への理解が深まってゆくことを実感している。

この体験を通じて、理解が深まったことは・・・
1.レメディの理解を心身全体で感じ取れたこと。
2.類似の法則が、真の原理であることが理解できたこと。
3.最終的にはこの体験を通じて、自己への理解が深まったこと。

実際に、参加した生徒さん全員が、プルービング体験を通じて、心身の状態が驚くほど変化することを感じた。
このレメディと似た状態(症状)の方は、飲む前とは全く違う自分に出会うことになった。
一方で、このレメディと全く無縁の方は、一時的にこのレメディの症状が出てやがて消えて行った。

たった1粒のレメディが、如何に大きな変化をもたらすかが、分かったはずであり、1種類のレメディの重みを充分に感じてもらえたと思う。

ホメオパシーの創始者ハーネマンは、生涯、自らの身体でプルービングを体験し続けた人物であり、88歳まで健康に生き切っている。

授業の最後に、今回利用したレメディについて、公表しレメディの解説(炭素系レメディ)をして授業を終えた。

来年度以降も、2学年合同の体験授業をしたいと思う。

オルガノン§105~120抜粋(要約)
§105 真の治療家の第2の仕事:レメディのエネルギーを研究すること。

§106 ホメオパスはレメディの作用(健康な人に生じさせる病的症状や状態の変化)に精通していなければならない。

§108 ”健康な人でプルービングすること”こそがレメディの能力と傾向を突き止めるのに、確実で本質的な手続きである。レメディの治癒力を知るには、健康状態を変化させる力について観察することでしか分からないから。 

§110 レメディの作用は健康な人体に生み出す変化によってのみ探求できる。それ以外の方法(憶測、匂い、外観、化学的な分析)では不可能である。過去、色んな人が毒物の危険性について述べたことはあるが、実はそこには、その毒物が持つ「治癒力」を示唆していたのである。誰も気づかなかったが・・。

§111 レメディは、それぞれが「確定的な症状」を生み出すことができ、それぞれ「特徴的(特有)」なものである。

§119 三界に存在するどの原材料も異なったあり方をしているのだから、それぞれ作用が違うのは当然で、混同してはならない。

§120 レメディをそれぞれ厳密に区別してプルービングすること。そうすればレメディの作用が正確に理解でき、的確な処方をすることが可能になる。それによってこの世で最高の幸福=心身の健康を獲得できる。

6月19日(日)荻野千恵美講師(1年生)

1年生はレメディ学習を3つした。
基本レメディのCalc.と関係する3つ~Graph.Bell.Rhus-t.である。

今月からは、先月までとは少し学習方法を変えてレメディの勉強を進めた。

先月までは、原材料からレメディのエネルギーを感じてもらう方法で学んで頂いたが、今月からは、レメディの持つ症状の全体像から、学んでもらった。

前日のレメディに深く関連したレメディGraph.から始め、Calc.に関連した2つのレメディ~Bell.Rhus-t.~と進めた。
 

6月19日(日)荻野講師(2年生)

前日のプルービング学習の復習から授業に入り、レメディの三界(鉱物・植物・動物)毎の違いについて概説した。

今月は、その三界のうちの動物レメディを3つ学んだ。
Naja.とElaps.(蛇類)そしてTher.(蜘蛛類)である。

Naja.は、インドコブラであるが、優しく優柔不断な面では植物のPuls.と似ていたり、また強い責任感がある面では、鉱物のAur.とも似ていたりする三界的見分けの難しいレメディの一つである。

そのあたり、生徒さんには、混乱が生じたと思うが、経験が少ない時期から三界的見方をすることは、レメディ検討時に間違いの元になることは使えられたと思う。