今月の活動

2012年12月授業(3年生)

12月1日(土)

前半/野村講師 

前半は、先月行ったゲストのライブケースについて、皆さんに考えて来てもらい、個々にケースの中心を発表してもらいました。

皆さん、よく考えて来ていて、ケースの捉え方が次第にシャープになってくるのがわかります。
Rubrics(特徴的な症状)も的確なものを選ばれていて、自然にレメディに辿り着くことができました。
皆さん、納得の行くプロセスだったのではないかと思います。

後半/服部優希講師

後半は、CHK1期卒業生で、ホメオパスとして活躍中の服部優希講師に講義をお願いしました。

最初に、実際にホメオパスとして活動する際、ご自身が留意していることを在校生へのメッセージとして伝えてもらいました。そして、ケースを受け取る際のホメオパシーのアート面の重要性を伝えてもらいました。

次に、アメリカの著名なアーティストのビデオや語録を材料にして、そこから人間のエネルギーを感じるワークをしました。最終的には、皆でそのアーティストのレメディ候補を選ぶところまで行きました。

その次には、服部講師が、以前経験した自分のケースについてシェアしてくれました。
その取り組み方のプロセスをシェアしながら、たった一つのレメディに皆と共にたどり着きました。
当然ながら、かつて、そのたった一つのレメディ(30Cを1粒)でクライアントさんの健康が取り戻せたのは言うまでもありません。

最後に、ある日本画家のメッセージが語られたDVDを披露して講義を締めくくりました。メッセージは、上手に絵を描こうとしないこと。ただ、対象に自分の波長を合わせれば良いこと。・・といういうシンプルなものでした。

12月2日(日)前半/荻野講師

6月~7月に講義した「1回目のレメディの査定と2回目の処方」の続きの内容です。
理論の復習を基にして、簡単な「演習」をしながら、理解を深めてもらうことを目的にしました。

個々の演習毎に、質疑応答しながら進めました。想像以上に生徒さんの発言が多く出て来ました。グラフを使った演習は、イメージしやすく、身に付きやすいのかも知れません。

実践経験が少ない段階では、この演習はまだ理解しづらい点もあるかと思いましたが、卒業後に実践で役立つのは間違いないと思っています。

後半/荻野千恵美講師

講師がインドの世界的ホメオパス:サンカランから11月初旬に学び感じた2つのことを皆さんにシェアしました。

1)200年以上前、西洋人であるハーネマンが創設したホメオパシーは、主として西洋において様々な変化発展を遂げて、今や統合の時期に差し掛かっている。サンカランが今しようとしていることは、東洋人の自分(サンカラン)が、その統合を果たし、世界のホメオパシーを担うんだという気概を感じたこと。

2)そして、最近彼が提唱し始めたメソッド=SYNERGYシナジーは、昨年から当校(CHK)で生徒さんに伝えているやり方(CHKメソッド)ととても似ていること。

それを踏まえて、以前講師が経験したケース学習をしました。
最初レメディを少し間違えたものの最終的にはベストレメディにたどり着いたケースです。

結果的には、CHKメソッドのプロセスに則り、皆でともにシングルレメディにたどり着きましたが、案の状、皆さんも講師と同じ間違いをされました。

ホメオパスは、クライアントさんに最も類似したたった一つのレメディを選ぶことに悩み苦しみます。最初からすべてがうまくいくわけではありません。しかし、だからこそホメオパスは大きな喜びも見出すことが出来ます。

大切なことは、レメディの当たり外れではありません。
クライアントさんとともに歩み、クライアントさんが表現しているもの(症状など)にはどのような意味があるのか?その奥にあるものは何か?を求め続ける気持ちではないかと思います。

その姿勢を保ち続けている限り、やがてシミリマム(最類似レメディ)という素晴らしいものに出会うことになると思っています。